患者さまへ

入院のご案内

岐阜大学医学部附属病院西7階病棟が当診療科の入院病棟となります。当診療科では、糖尿病の自己管理について学ぶことを目標とした教育入院から、糖尿病が重症化した場合や手術などで血糖コントロールが必要な場合の入院、糖尿病患者さんのシック・デイ(感染症や発熱、下痢、腹痛などや食欲不振になって食事ができないなど体調を崩した日)の入院、さらには内分泌代謝疾患、膠原病の検査・治療を目的とした入院を受け入れています。病棟では、専門医を中心とした主治医グループが、最善の医療を提供できるよう、連携して診療にあたっています。入院中は、患者さんの状態や各種検査の結果にもとづき、ひとりひとりの病態に応じた治療を行います。従って、患者さんごとに入院期間がことなりますので、適宜、主治医グループにご相談ください。

糖尿病の治療や自己管理を学ぶことを目標とした入院の場合、入院期間は2~3週間が一般的です。御存知のように入院中だけ血糖値がよくても治療がうまくいっているとはいえません。退院後、みなさんが日々の生活の中で適切な食事・運動療法を含め、患者さんひとりひとりにあった適切な治療を継続してもらうことが大切です。当院では、医師と共に、糖尿病の教育・支援に精通した日本糖尿病療養指導士や岐阜県糖尿病療養指導士などの資格をもつ看護師、管理栄養士、薬剤師が、チーム一丸となり、みなさんが糖尿病を正しく理解いただけるよう、毎日糖尿病教室を実施しており、好評を得ています。特に、
「少し決心も要ったけれど、思い切って岐大病院に入院してよかった。」
いつでもそう振り返っていただける診療をわたしたちは目指しています。

当診療科では、2~3週間をかけた糖尿病の教育入院に加えて、患者さんの病状や社会的・時間的制約を考慮して、比較的短期間の教育入院も積極的に導入しておりますので、入院期間についても主治医とご相談ください。

  • 糖尿病カンバセーション・マップTMを通して他の患者さんや家族とともに話しながら糖尿病について学ぶ風景
    (患者さんの許可を得て掲載しています)

  • 糖尿病教育プログラムで学んでいただいた患者さんには修了書を授与します

入院について、さらにご不明な点があれば、下記もご参照ください。
岐阜大学医学部附属病院ホームページ「入院・お見舞いの方」

診療実績 外来患者数 入院患者数 紹介患者数
2015年度 15,396人 588人 230人
2016年度 16,219人 589人 222人
2017年度 16,905人 586人 230人
2018年度 18,010人 681人 264人
2019年度 19,499人 706人 316人
2020年度 19,570人 672人 271人
入院患者内訳
入院患者内訳 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
1型糖尿病 17 19 18 17 16 17
2型糖尿病 407 371 376 422 448 411
その他の糖尿病・低血糖 18 31 37 39 31 17
糖尿病慢性合併症 4 4 2 2 0 2
その他の代謝異常 1 9 6 5 7 10
視床下部・下垂体 17 17 18 23 18 30
甲状腺 10 13 13 15 24 41
副甲状腺・Ca代謝 6 6 3 0 5 3
副腎 53 62 65 83 84 58
性腺・その他 4 0 1 3 1 3
電解質異常 6 6 5 4 8 6
関節リウマチ・類縁疾患 8 6 5 11 8 2
全身性膠原病疾患 20 22 28 37 36 24
腎尿路感染症 2 5 1 5 5 1
呼吸器感染症 8 5 2 6 7 25
その他 7 13 6 9 8 12
合計 588 589 586 681 706 672
  • 診療のご案内

    糖尿病代謝内科/免疫・内分泌内科の対象となる病気を紹介します。

  • 外来のご案内

    糖尿病代謝内科/免疫・内分泌内科の診療実績や初診・再診の担当医を紹介します。

  • 入院のご案内

    糖尿病代謝内科/免疫・内分泌内科の診療実績や入院プログラムを紹介します。

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    糖尿病公開教室の講師、内容、日程を紹介します。

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    当科で実施する臨床研究にご協力お願いします。