コラム

脊髄小脳変性症

2020.04.17

多系統萎縮症の認知機能障害をどう考えるか?

Movement Disorder Society(MDS)からの依頼で,メイヨークリニック病理学の古賀俊輔先生,私,そしてインスブルック医科大学のWenning教授とともに標題のテーマに関して行った議論が,ホームページに掲載されました.まとめ役のChiang先生(台北栄民総合病院)が準備した議論のテーマは以下の3つです.
1)多系統萎縮症(MSA)では軽度認知障害や認知症がどのぐらいの頻度で認められるのか?疾患の早期所見として出現しうるか?
2)a. 障害されるのは,どの認知機能ドメインか?b. 認知機能障害を検出するのに適した神経心理学的検査は何か?c. MSA-PとMSA-Cで認知機能障害のパターンが異なるのか?
3)認知機能障害の病態生理,もしく今後の治療について何が分かっているか?
非常に興味深い内容となっておりますので,下記リンクからご覧ください!

https://www.movementdisorders.org/MDS/Scientific-Issues-Committee-Blog/Cognitive-impairment-in-multiple-system-atrophy.htm

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