コラム

医療と医学

2022.09.12

私は誰でしょう?

先日のフェースブックで,診察所見に先達の人名がつく「冠名徴候」の是非が話題になりました.無味乾燥にただ記憶してもつまらないので,せめて顔を知ってもらおうと,カンファレンスのあと,クイズにして専攻医の先生がたに出題しました.神経学会学術大会の目玉企画,レジデントクリニカルトーナメントに「きっと問題として出るよ」と挑戦してもらいました.

これらの写真は,誕生日に自分へのご褒美として購入したMcHENRY, Lawrence C., Jr. : Garrison's History of Neurology. 初版. 1969からの引用です.日本語訳の「神経学の歴史 : ヒポクラテスから近代まで(豊倉康夫監訳,萬年徹, 井上聖啓訳:医学書院1977)は以前から大事にしているお気に入りの本です.

Joseph Babinski
Moritz Heinrich Romberg
Sir William Gowers
Charles-Édouard Brown-Séquard
Pierre Paul Broca
Carl Wernicke
Alois Alzheimer
George Huntington
Harvey Cushing
Duchenne de Boulogne
Johannes Evangelista Purkinje
Santiago Ramón y Cajal

そのあと馬場正之先生に「Bell現象のCharles Bellもぜひ入れて欲しい,Gordon Holmes先生も現代神経学的系統診察の完成者として忘れられません,Jacksonian seizureは・・・」とコメントを頂いたので,さらに追加してみました.今度は神経解剖学まで広げてあります.

解答(下の12枚・左上から横に)
Sir Charles Bell
Jean Martin Charcot
Joseph Jules Dejerine
Sir Gordon Holmes
Jhon Hughlings Jackson
Wilehlm Heinrich Erb
Claude Bernard
Franciseus de le Boe or Sylvius
Augustus Volney Waller
Theodore Schwann
Louis Ranvier
Camillo Golgi

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