教授/科長
小川 武則 Takenori OGAWA
2020年7月から岐阜大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学分野教授に着任いたしました小川武則と申します。福島県郡山市で生まれ育ち、金沢大学に進学し準硬式野球部で心身ともに鍛えられました。卒業後は、出身地の近くである東北大学耳鼻咽喉科教室に入局し、学生のころから希望していた耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の研鑽に努めてまいりました。
大学ならびに仙台市立病院耳鼻咽喉科での研修を行った後、大学院に進学し、東北大学分子病理学分野堀井明教授の元で分子生物学を学び、頭頸部癌の薬剤耐性研究を開始しました。大学院卒業後は、宮城県立がんセンターで、現国立がん研究センター東病院頭頸部外科長の松浦一登先生の元、2年間勤務し、多くの症例を経験しました。2010年からは米国ジョンズホプキンス大学に留学し、頭頸部癌基礎研究の世界的権威であるシドランスキー教授の元で癌研究を行いました。また、頭蓋底外科は、東京医科歯科大学頭頸部外科の岸本誠司教授のもとで、多くを学びました。これら私の経歴は、多くの師に支えられたもので、現在は、頭頸部外科、頭蓋底外科を中心とした多くの診療科との合同診療、分子生物学的手法を用いた頭頸部癌個別化医療の研究を行っております。
耳鼻咽喉科は、患者様の命と大切な機能を守る診療科ですが、多くの診療科の先生方に助けていただきながら診療を行っていく必要があります。これからも人の和を大切に岐阜大学で良好なチームを形成し、診療・研究・教育に一層精進し、教室と耳鼻咽喉科学の発展のために全力を尽くす所存でございます。皆様のご支援ご鞭撻を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
これまでの診療・研究活動について
- Researchmap: https://researchmap.jp/OT004935
- KANEN: https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000050375060/