南フロリダ大学(USF)訪問団の視察を受け入れました
医学科 2025/04/15
南フロリダ大学(米国)と岐阜大学は、2016(平成28年)年に南フロリダ大学医学部と本学医学部及び保健管理センターとの間で部局間交流協定を締結後、2020(令和2)年に大学間交流協定を締結しています。この度、協定の更新時期を迎えたため、新しい協定書に署名して協定を更新するため、南フロリダ大学、タンパ総合病院及びタンパ市の関係者計19名が4月3日(木)から4日(金)にかけて本学を訪問しました。医学系研究科・医学部では、主に南フロリダ大学医学部及びタンパ総合病院関係者8名の視察を受け入れました。
○4月3日(木)
総合在宅医療クリニックを訪問
学長挨拶および大学本部によるオリエンテーションが行われた後、西城 卓也 教授(医学教育開発研究センター)が南フロリダ大学医学部及びタンパ総合病院関係者を案内して、医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック(理事長:市橋 亮一 先生、住所:岐阜県羽島郡岐南町薬師寺4-12)の視察を行いました。



○4月4日(金)
岐阜大学医学部附属病院ICU、ドクターヘリを見学
午前は、南フロリダ大学医学部及びタンパ総合病院関係者による附属病院のICU及びドクターヘリの見学が行われ、鈴木 浩大 特任准教授(高次救命治療センター)などからICU内における設備や患者に施す医療や、岐阜県全域を対応している本学ドクターヘリの運営状況などについて説明を受けました。その後、小会議室でランチをとりながら、研究科長から医学系研究科・医学部の紹介が行われ、活発な意見交換が行われました。



大学間提携を更新
昼食後、糖鎖生命コア研究所で、南フロリダ大学 学長、タンパ総合病院 副病院長、タンパ市 タンパ姉妹都市協会代表、岐阜大学 学長などが出席して、南フロリダ大学と大学間学術交流協定書の更新にかかる調印式が行われました。今回の協定更新により、岐阜大学と南フロリダ大学は教育・研究の相互協力を促進し、特に南フロリダ大学医療教育シミュレーションセンターと岐阜大学の医学教育開発研究センター、地域医療医学センター、医学部附属病院は積極的に連携強化に尽力し、医学教育と研究の連携を拡大していくことを確認しました。


岐阜大学医学部附属病院手術棟を見学
調印式終了後、南フロリダ大学医学部及びタンパ総合病院関係者による附属病院の手術室の見学が行われ、松橋 延壽 教授(消化器外科・小児外科学分野)及び鷹羽 律紀 特任助教(地域共創型飛騨高山医療者教育学講座)から、医療ロボットのダヴィンチなどの最先端の外科用医療器具について説明を受け、実際に行われている手術もモニター越しから見学しました。



岐阜大学医学部の教職員とUSF教職員とで親睦会
最後に、大会議室でUSFからの留学生や関係する臨床教室(消化器内科、循環器内科、小児科)の教員を交えて、コーヒーを飲みながらリラックスした雰囲気のなかで懇談が行われました。



この度訪問した南フロリダ大学医学部及びタンパ総合病院関係者からは、「こちらの病院ではここまで清潔を保てていないため、日本の医療の清潔さ、丁寧さに改めて感動した。」や、USF医学部長兼副学長のCharles Lockwood先生からは「今回の訪問は、岐阜大学とUSFの連携を深められたとても良い機会になった。」といったご感想をいただきました。
岐阜大学医学部では、海外施設との連携をより深めていき、留学生の受け入れなど積極的に行っていきます。
【関連リンク】
USF Health:https://health.usf.edu/
Tampa General Hospital:https://www.tgh.org/
医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック:https://www.sogo-zaitaku.jp/
岐阜大学医学教育開発センター(MEDC):https://www1.gifu-u.ac.jp/~medc/
岐阜大学医学部附属地域医療医学センター:https://www.med.gifu-u.ac.jp/crm/
岐阜大学医学部附属病院:https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/
岐阜大学医学部付属病院高次救命治療センター:https://www1.gifu-u.ac.jp/~qqa/