医学部医学科

教育課程

教育目標

岐阜大学医学部医学科は,生涯にわたって保健・医療に貢献し,社会と医学の発展に貢献できる医師を育成するために,下記に掲げる医師としての基本的能力を獲得できるように学習機会を提供し,学生自らが能動的に修得することをめざす。

医療・保健の専門職としての基本的な知識・判断力・問題解決力を身につける。
知識に裏づけされた医師としての基本的技能及び態度を身につけ,実践できる。
社会人としての素養を高め、自然科学的・社会心理学的方法を統合して,医学的問題を適切に問題解決できる。
生涯にわたって個人・集団としての資質向上をめざし,常に自らを省察し,たゆまず自己主導的な学習を実践できる。

医学とは・・・

疾病の予防と治療、そして健康の増進

医師は単に病気の修理屋さんではありません。人々が病気にかからずに生活できるようにするのも医師の役目です。また,不幸にも病気にかかった場合には,痛みをやわらげたり生命の維持をすることは言うまでもなく,その人をできるだけもとの状態に復帰できるようにアシストするのも大切な役目です。そのために,あらゆる分野でたゆみない研究が行われています。

医学を樹木にたとえてみましょう。すなわち,生物学・化学などの自然科学に根ざした人間生物学ともいえる基礎医学の研究があり,薬学・工学農学などの最新技術を養分として吸収し,臨床医学・社会医学の枝葉を繁らせます。この枝葉が繁り重なってはじめて樹下の人々は有害な日差しや風雨,つまり病気などの災難から身を守られ,健康で幸せな日々が送れるでしょう。

人が病気を体験しますと,その人の心理状態は多少変化するでしょう。また,その人を取り巻く環境や社会,さらには文化も病気とは無縁ではありません。したがって,医師たるものは社会科学・人文科学の素養を身に付けておくことも重要です。

言い換えれば,医学は人の健康の増進や維持及び疾病の予防と治療を通じ,人類の幸福,繁栄に寄与することを目的とする学問といえます。

教育課程


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