大学院医科学専攻・医学部医学科
生命原理学
神経生理学
分野紹介(概要)
アルツハイマー病(Alzheimer's disease; AD)は認知症の約7割を占めると言われている。ADの発症率は性別によって違いがあり、日本では女性のAD患者は男性のAD患者より約2.7倍多いとされる。この違いはなぜ生じるのだろうか?ヒトを対象とした女性ホルモンの補充療法では、認知機能が改善するという報告も低下するという報告もある。認知機能の改善・悪化の相反する結果が出る原因として、治療を開始する時期や、女性ホルモンの種類、投与の方法などが検討されているが、決定的な要因はまだ発見されていない。 AD患者の脳では神経毒性を示すアミロイドタンパク質(A)の沈着(老人斑)が見られ、認知機能の低下が認められる。よって、脳におけるAの産生を抑制することがADの予防や治療の鍵を握る。プレセニリン1(presenilin1; PS1)はAの産生に必須の酵素であり、他のタンパク質と相互作用してガンマセクレターゼを構成する。よって、ガンマセクレターゼの活性や発現を抑制することがADの抑制につながると考えられる。 当研究室では、PS1の発現を低下させる性ホルモンの同定およびそのメカニズムの解明を行っている。
スタッフ紹介(令和8年9月1日 現在)
| 構成員名 | 役職 | 所属 |
|---|---|---|
| 伊藤 正徳 ITO, Masanori | 助教 |
大学院医学系研究科 神経生理学分野 |
研究キーワード
アルツハイマー病、性ホルモン、機能性食品、転写因子、認知症
お問い合わせ
itoh.masanori.p6@f.gifu-u.ac.jp
