医科学専攻
医科学専攻の概要
超高齢化社会の到来,ヒト遺伝子解読の終了等,21世紀が始まった現代社会の急速で著しい生命科学の変容に的確に対応するためには,知の再構築と新たなパラダイム(時代を反映する思想・考え方)の創出が焦眉の課題となっています。
本研究科では,最新の医学研究及び高度な技術開発を推進しており,より高い研究能力・技術開発能力・臨床能力の養成を進めています。平成12年度からは社会に開かれた大学院の実現を目指し,社会人を対象とした昼夜開講制を導入し,夜間や特定の時間又は特定の時期に大学院の授業・研究指導の時間を設け,現に診療にあたっている開業医や病院勤務医並びに官公庁等に勤務する医学及び医学関連分野の研究者等に大学院の授業・研究指導を受け易くしています。
また,自由度の高い履修が可能なカリキュラムを設定するとともに,研究指導教員・研究助言教員による複数指導体制を導入するなど,学生の立場に立った教育研究を行い,学生・教員が一団となって国際的に評価される独創的な研究を進めます。
教育研究上の目的
岐阜大学大学院医学系研究科は,設置している課程や専攻に則した教育を行う教育機関として次のとおり教育研究上の目的を定め,実施します。
医科学専攻にあっては,高度で先進的・学際的・創造的な探求心を持続し,人間性豊かな教育者及び研究者並びに先端医療の知識・技術のみならず研究遂行上不可欠な倫理観をもつ臨床医を育成することを教育上の目的とします。