研究について オプトアウト

ご献体者様のご遺族様へ

「系統解剖実習及びカダバー・サージカル・トレーニングに用いるご遺体の防腐・固定処理方法に関する研究」への協力のお願い

解剖学分野では、下記のようなご献体者様の試料・情報を用いた研究を行います。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

研究の対象

2024年1月1日~2026年3月31日の間に、当大学において、臨床解剖実習もしくはカダバー・サージカル・トレーニング(CST)を受けられた方

研究期間

研究機関の長の研究実施許可日~2028年3月31日

研究目的・利用方法

ご献体を対象として防腐・固定処理方法の研究を行います。この研究の目的は、CSTをより実践に近い状態にするために固定液による固定状態を調べ、血管染色の可能性および剥皮の原因を明らかにすることです。具体的には、染色液による血管の染色性・保持性、擬似血液としての可能性を探ると共に、2種類の固定液で固定処理された組織の状態を観察します。本研究により、より実践に近いトレーニングが可能になり、安全で質の高い医療を提供する一端を担います。

研究に用いる試料・情報の項目

岐阜大学で医学部系統解剖実習及びカダバー・サージカル・トレーニングに用いるご遺体の血管および皮膚を用いて、以下の項目について検証します。

  • 血管の染色の度合い・染色保持期間
  • 血管創傷による出血度合い
  • 剥皮の状態
  • HE染色・細胞接着マーカータンパク群の免疫染色

研究に用いる試料・情報の利用を開始する予定日

2024年4月1日

研究への参加辞退をご希望の場合

本研究に関して新たにご遺族様に行っていただくことはありませんし、費用もかかりません。本研究の内容や研究結果等について質問等がありましたら以下の連絡先まで問い合わせください。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて了承いただけない場合には研究対象としませんので、以下の連絡先まで申し出ください。なお、本研究は、岐阜大学大学院医学系研究科医学研究等倫理審査委員会において審査、承認され、研究科長・病院長の許可を得ております。また、この研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたって当大学における診療・治療・献体業務において不利益を被ることはありませんので、ご安心ください。

研究から生じる知的財産権の帰属と利益相反

研究者及び岐阜大学に帰属し、研究対象者には生じません。研究の結果の解釈および結果の解釈に影響を及ぼすような「起こりえる利益相反」は存在しません。

研究責任者

岐阜大学大学院医学系研究科 臨床解剖開発学講座 杉戸 信彦
岐阜大学大学院医学系研究科 解剖学分野
Tel:058-230-6749

連絡先

岐阜大学大学院医学系研究科 臨床解剖開発学講座 杉戸 信彦
岐阜大学大学院医学系研究科 解剖学分野
Tel:058-230-6749

苦情窓口 岐阜大学医学系研究科・医学部 研究支援係
〒501-1194
岐阜県岐阜市柳戸1番1
Tel:058-230-6059


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