岐阜大学医学部M5臨床講義「男女共同参画」を開催しました
医学科 2026/07/06
令和8年7月3日(金)、医学科5年生(M5)を対象とした臨床講義「男女共同参画」を開催しました。
地域医療医学センターでは、男女共同参画やダイバーシティに関する理解を深めるとともに、将来医療者となる学生が多様な価値観や背景を持つ患者への理解を養うことを目的として臨床講義を実施しています。本講義は、岐阜県医師会の協力のもと2022年度から継続して開催しており、文部科学省が定める医学教育モデル・コア・カリキュラムに示されている「患者中心の医療」や「臨床倫理」、「社会科学の視点から捉える医療」において求められる、患者の健康観や価値観、社会的背景への理解を深めることを目的とした教育プログラムです。
今回は、名古屋大学医学部附属病院泌尿器科の松尾かずな先生を講師としてお迎えし、「性のダイバーシティに配慮した医療 ~臨床・研究と自助・サポートグループから学んだこと~」をテーマにご講演いただきました。講演では、性のダイバーシティを切り口として、多様な診療領域に関連する医学的知識に加え、診療経験に基づく社会科学的な視点についても紹介されました。
さらに、現在の医療現場が抱える課題やスポーツにおけるセックスチェックの問題、インクルーシブな社会の実現に向けた取組など、幅広いテーマについてお話しいただきました。講演の中では、「私たちは知らないことがたくさんあります。そのときに、どう向き合っていくかが大切になります」「患者さんと私たち医療者との間には、どうしても権力関係があります」などの言葉が学生に投げかけられ、多様な背景を持つ人々が安心して医療を受けられる環境づくりについて考える機会となりました。
本講義は、医学教育モデル・コア・カリキュラムに示される「患者中心の医療」や「臨床倫理」、「社会科学の視点から捉える医療」の理解を深める機会となっており、学生が将来の医療者として求められる姿勢について考える貴重な学びの場となりました。
講義当日は、多くの学生が熱心に耳を傾け、多様性を尊重する医療の在り方について理解を深めました。
講義の様子
