医学部では､毎年１１月に医学教育のために献体された方、病理解剖にご協力いただいた方の御霊をお慰めし、その尊い志とご遺徳を讃えるため解剖体慰霊祭を､また､解剖学実習に供された方々の御遺骨を御遺族に返還するとともに､献体者及びその御遺族に感謝の意を表すため､献体者御遺骨返還式を執り行っています。今年度は１１月２６日（水）にぎふしんフォーラム（岐阜市民会館）にて､第６９回解剖体慰霊祭及び令和７年度献体者御遺骨返還式を厳かに執り行いました。

　

　解剖体慰霊祭には､御遺族､献体にご登録いただいた方､来賓をお招きし､本学部教職員､医学科及び看護学科の学生など合わせて約４４０名が参列しました。今回は､令和３年９月から令和７年８月までに医学の発展のために尊い御遺体をお預け頂いた１９４名の御霊を追悼し､御芳名を朗読いたしました。そして､牛越　博昭 医学部長、江角　重行 解剖学分野教授､来賓代表及び学生代表が追悼の辞を述べ､最後に､参列者全員が献花を行いました。

御芳名簿朗読	牛越 医学部長による 追悼の辞	江角 解剖学分野教授による 追悼の辞

学生代表による追悼の辞	献花の様子

　

　解剖体慰霊祭終了後に執り行われた御遺骨返還式には､令和７年度に解剖実習に供された系統解剖体の御遺族､本学部教職員及び医学科の学生合わせて１６９名が参列しました。同式典に出席された御遺族へ牛越 医学部長から御遺骨が返還され､返還される御遺骨の解剖を行った学生が､献体頂いた故人及び御遺族に心からの感謝を述べました。最後に､山口　瞬 高次神経形態学分野教授から､故人並びに御遺族に対し深く謝辞を述べ､献体者御遺骨返還式は閉式となりました。

御遺骨返還	山口 高次神経形態学分野教授による 御礼の辞