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岐阜大学大学院医学系研究科・医学部カダバー・サージカル・トレーニング(CST)センター開所式と令和4年度CST報告会を開催しました

外科手術手技の向上と医療安全の向上を目的とするカダバー・サージカル・トレーニング(以下、「CST」とする。)を実施するため、岐阜大学大学院医学系研究科・医学部CSTセンターが開設されました。実際にCSTを行う部屋(CSTルーム)は生命科学棟1階の肉眼解剖実習施設内に整備しました(写真)。CSTセンターの構成母体は解剖学分野と臨床解剖開発学講座(寄附講座)ですが、臨床解剖開発学講座は岐阜県厚生農業協同組合連合会(以下、「厚生連」とする。)のご寄附によって令和4年4月に開設された寄附講座です。

令和4年度のCSTは11月14日から12月9日に実施され、附属病院の13診療科から125名の医師が参加しました。今回のCSTに供されたご遺体は岐阜大学医学部に献体された5体でした。医学部学生の系統解剖実習とは目的が異なり、できるだけ生体に近い状態で保存する必要上、CST用のご遺体は低ホルマリン濃度の固定液(Thiel固定液)で防腐処理します。

2月3日(金)17時より医学部本館1階大会議室において、岐阜厚生連理事・揖斐厚生病院長の西脇伸二先生と吉田和弘・岐阜大学長をお招きし、CSTセンター開所式と令和4年度CST報告会を行いました。次第は以下の通りです。

 

・挨拶               中島 茂(岐阜大学医学系研究科長・医学部長)

・CSTセンター銘板除幕式

・祝辞               吉田和弘(岐阜大学長)

・CSTセンター概要/CST実施報告    千田隆夫(CSTセンター長)

・CST実施報告           柴田博史(耳鼻咽喉科・頭頚部外科)

・CST実施報告           松橋延壽(消化器外科・小児外科学分野)

・参加者アンケート結果報告     安福 至(臨床解剖開発学講座/消化器外科)

・挨拶               秋山治彦(岐阜大学医学部附属病院長)

 

 閉会後、希望者にはCSTルームを見学していただきました。

 来年度以降のCSTは岐阜県全域から参加者を募って実施され、優秀な外科系医師の養成と医療安全の向上を図って参ります。

 


CSTルーム
除幕式(左:中島医学研究科長;右:千田CSTセ ンター長)     
報告会(吉田学長祝辞)
報告会(秋山病院長挨拶)
参加者集合写真

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