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岐阜大学医学部に入学して

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岐阜大学医学部医学科1年 安田 泰智

1.はじめに

 みなさんこんにちは。今年度、岐阜大学医学部医学科に入学しました安田泰智と申します。このたび、新入生代表としてこの「岐阜大学医学部記念館だより」に寄稿させていただくことになりました。まず、この寄稿に至った経緯について自己紹介を交えながら書かせていただきます。

 高校時代は「質実剛健」を校訓とし、文武両道を重んじる環境のもと、「あなたたちは、二兎を追って二兎を得る」という校長先生の力強いお言葉を胸に、陸上部の活動に多くの体力を使いつつ、コツコツと勉強も進めておりました。そのほかにもまずは挑戦してみようと思い、生徒会において新制服の決定や行事運営に携わり、3年生の夏は体育祭に全力を注ぎ充実した2年半を過ごしました。残りの半年はそれぞれの夢に向かって努力する仲間たちに支えられ、この春無事に入学できました。その後、学年代表を決める場面で思い切って名乗り出たことで、この機会をいただくことになりました。いまだにこの役目の本質を模索しているところではありますが、同期のお役に立てているのであれば今後も精一杯務めさせていただきます。さて、今回はこの半年の出来事などについて振り返りながらお話させていただこうと思います。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

2.新しい生活

 入学当初、履修登録に追われていると先輩方がさまざまなコツを教えてくださり、たてのつながりの大切さを実感しました。また、たくさんの新歓に参加させていただき行く先々で食事をごちそうしていただくなど温かく岐阜大学の仲間に迎え入れていただきました。そのようなわくわくする生活の中で、あっという間に最初の一か月が過ぎていきました。最終的には、これまで続けてきた陸上競技でもっといい記録を残したいと思い全学部の陸上競技部と医学部陸上部に入ることにしました。しかし、今でも新歓の時にお話しした他の部活の先輩方が自分のことを覚えてくださり声をかけてくださるなど、温かい先輩方がいるこの大学に入学できてよかったとつくづく思っています。

 医学部の授業においては岐阜大学の先生方の熱量に日々心が動かされていました。先生方は、学生のために様々な機会を設けてくださりました。中でも名古屋大学との合同授業"白熱ディスカッション"での、それぞれの大学で同じ論文を読み考察したことなどを発表する授業では、同じ論文を読んでいるにもかかわらずさまざまな読み取り方があり、発表から受ける印象も異なっていたということが心に残っています。その授業を通して、たくさんの意見を取り入れていくことの大切さやその効果について身をもって学ぶことができました。さらに、初期体験実習では実際に医療の現場に足を踏み入れ、回診などの見学をさせていただき、高山の診療所では地域の課題や迫りくる未来への不安なども聞かせていただくなど貴重な経験をさせていただきました。このような授業を通してこれから医師になっていくのだという責任や自覚を持ち始めました。

3.仲間

 この半年で多くの仲間が増えました。みんないろいろな趣味をもち、部活に全力を注ぐ人、将来地元の役に立てるようになりたいと思っている人、常に広い視野を持っている人など個性的な人がたくさんいることに驚くとともに、そんな仲間と過ごすことができてとてもうれしく思います。また、今後もこのよこのつながりを大切にしながら生活していきたいと思います。部活では、二つの陸上部に入っていることもありいろいろな学部の仲間とのつながりをもつことができ、幅広い分野の話を聞かせていただきながら日々、活動しています。さらに、食事や体の動かし方など多くの視点からアドバイスをいただきながら記録の更新を目指しています。また、医学部の陸上部は週一回の活動とはなっていますが、練習や大会を通して絆を深めています。この写真は9月に行われた大会で同じ跳躍ブロックの先輩と撮った写真になります。跳躍練習を行う中でアドバイスをくださり、いい跳躍ができると一緒に喜んでくださるなど、楽しく練習をすることができています。

4.関わり合い

 自分が大切にしていることの一つとして"自分の肌で感じる"ということがあります。インターネットなどで簡単に情報が得られる時代だからこそ、自ら体験して得た知識には代えがたい価値があると信じています。例えば、誰かからお話を聞く場面ではその人の表情や話す速さなどから、どの部分を強調したいのかを把握し、展示であれば展示の流れや会場の照明などからも何か得られるものはあるのではないかと考えています。このような自分の性格のおかげか、大学に入ってから多くの方と交流することができました。先ほどの白熱ディスカッションでは、南フロリダ大学の学生の方とも交流することができ、その後も交流を続けられ、アメリカの実情などを詳しく教えていただいたり、旅先ではドイツの方から声をかけていただき第二言語の授業で学んだばかりのドイツ語で軽く自己紹介などをしたりしました。これらの経験で共通していたことは自分の英語力をもっと向上させる必要があるということと、肌で感じるということはやはり大切な事であると分かったことでした。これから先、日本がグローバル化していくなかで、もっと多くの方と交流していくためにも、これからも英語力を向上させていきたいです。この写真は同じ旅先で会った中国から来られた学生の方と撮った写真です。言葉には限界はありましたが、生物を専攻されているそうで少しディスカッションをして愉しいひと時を過ごせました。

 これまでの半年の生活の中で欠かすことはできないのは全学共通教育の先生から紹介された「TASCぎふ」との出会いです。この団体は障害者のアート活動や社会参加の支援を行っており、私も活動のお手伝いをさせていただきました。その際、一人ひとりの得意な事や不得意な事を正確に理解しないと適切なサポートをすることは難しいということを学びました。しかし、それ以上に本人の思いを尊重することが最も重要であると実感しました。先日もイベントに参加させていただいた際、自分たちにしかわからない困難な事があるからそれを解決するために自ら活動しているというお話を聞き感銘を受けました。この経験を通して、将来は医療を通じて社会的な課題にも積極的に関わっていける人材になりたいと思うようになりました。

5.これから

 医療キャリア形成学実習などの授業を通して多様なキャリアを学ぶ中で、自分がやりたいと思うことに一直線で進んでいくことはあまり多くはなさそうであることを知り、どんな将来になるのか少し不安であるというのが正直なところです。しかし、「医療の力でしか治すことができない病を治療することで、誰もがいつもの生活を送ることを支えることができるようになりたい、それがヒトとしてのあるべき姿であるのではないか」という自分が医学部を志した思いは決して忘れずにこれから学んでいく中で、自分の役割は何なのかについて真剣に考えていきたいと思います。

6.さいごに

 医学部に入学した半年前から、今日までを振り返ってみて改めて"人とのつながり"の大切さを実感しました。ここまで自分を育ててくれた家族、いろいろなことを教えてくださった小・中・高の先生方、行く先々で出会いたくさんの交流をしてくださった方々、そして友達、本当に多くの方に支えられていることに感謝しつつ、これからたくさんのことを学び地域・社会に貢献できるような人になりたいと思います。また、新入生一同、それぞれの思いを持ち、共に支え合いながらNo Challenge No Changeの精神でこれから一歩一歩、着実に成長していきますので、これからも温かく見守っていただけましたら幸いです。さいごまで読んでいただきありがとうございました。


令和8年1月5日

掲示者

岐阜大学医学部同窓会事務局

岐阜市柳戸1番1
電話 058-230-6091
FAX 058-230-6092


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