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会長挨拶

 2022年5月より青木守前会長の後任として岐阜大学医学部同窓会長に就任いたしました。佐野正純初代会長から数えて3代目になります。岐阜大学医学部同窓会の会長職の重さを考えるとその責任を十分果たせるのか多少危惧いたしておりますが、同窓会員の皆様のご協力を頂きながらその任務を果たしていきたいと考えております。

 同窓会の活動については大学院生や助手、講師時代はほとんど関わらず、その活動内容もほとんど知りませんでした。しかし、助教授になってしばらくした頃に評議員として会議に出席してほしいと依頼されて同窓会の活動内容を知るようになってから、医学部の同窓生にとって重要な組織であることが理解できるようになりました。

 岐阜大学医学部の歴史をたどると、1944年(昭和19年)4月に岐阜県立女子医学専門学校、1947年6月に岐阜県立医科大学が開設され、1964年4月に岐阜大学へ移管されて、岐阜大学医学部になりました。因みに、医学部同窓会は1960年(昭和35年)に岐阜県立医科大学学友会として発足し、医科大学の国立移管に伴い岐阜大学医学部同窓会に名称を変更しました。また、1984年(昭和59年)には同窓会を母体として社団法人岐阜医学研究協議会を発足しました。

 岐阜大学医学同窓会は現在約3,000名もの会員を擁する組織に発展しています。同窓会の仕事は、年1回の総会、年3回の岐阜大学医学部記念会館だよりの発行などで、総会では岐阜医学研究協議会と合同で岐阜医学奨励賞や岐阜医学功労賞の贈呈、講演会などの開催を同窓会総会の時に行っています。例年は医学部卒業生を祝う会を催していましたが、コロナ禍のためここ4年間は開催を自粛し、新同窓会員と親睦を深められなかったのが残念です。

 コロナ禍から抜け出た現在、医学部の先輩たちと後輩たちの親睦を図りたいと思っています。同窓の先輩たちの志を引き継ぎ、岐阜大学医学部の歴史を築いてこられた諸先輩の箴言を拝聴し、海外や国内で、病院や医院や大学や研究所で、都会や僻地や被災地で活躍している岐阜大学医学部の卒業生に拍手を送り、医学・医療に奉仕する同窓生に声援と敬意を送り、現医学部生には母校愛を育みつつ、医学者や医師そして人として成長することを期待し、彼らの夢と希望の達成に手を貸すことができる、そのような同窓会にできればと願っています。

 以前から医学部と同窓会の合同の事業が節目ごとに行われてきました。主な事業としては、医学部創立30周年・同附属病院創立100周年事業、医学部創立50周年・同附属病院創立120周年事業、現在の医学部記念会館建設のための募金事業などがあります。同窓会は医学系研究科・医学部が発展し、同窓生や医学部生が青雲の志を抱いて国内外に向かって羽ばたけるように、連携して支援することが希望する活動目的の一つです。2024年には医学部創立80周年・同附属病院創立150周年を迎えます。本年の総会で医学部と共同記念事業について話し合いを開始することを承認されましたが、医学部教授会でも同様に話し合いについて承認され、協議を開始しました。合意した協議内容については医学部記念会館だよりなどでお知らせし、共同事業開始については来年の総会で決めて頂きます。共同事業にご理解を賜れば幸いです。

同窓会会長 武内 康雄


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