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ごあいさつ

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ごあいさつ

みなさんこんにちは、CKD医療連携講座の村田です。当講座は平成27年4月に岐阜県からの寄付を受け岐阜大学大学院医学系研究科に発足しました。
この講座の目的は何でしょうか。よく歯医者さんが寿命を全うするまで自分の歯でとスローガンを掲げますが、当講座は「死ぬまで自分の腎臓で」、これが慢性腎臓病(CKD)対策の目標でありスローガンです。
腎機能が0になったときには、自分の腎臓の代わりになる腎代替療法があります。
腎代替療法には透析や腎移植があります。将来的にはIPS細胞等による腎臓再生が可能になるかもしれません。そんな夢のような研究も進められています。
でも一番良いのは腎機能を0にしない、死ぬまで腎代替療法にならないことではないでしょうか。
私は長年腎臓内科に従事してきて、もう少し早期に腎臓内科を受診すれば、もう少し腎臓と疾患と治療について知っていれば腎代替療法にならなかったかもしれないと思う人を数多く診てきました。つまり難解な研究など必要なく、医師、保健師、薬剤師、栄養士、行政、もちろん一般の人々が、もう少し慢性腎臓病(CKD)に関心を持ったり、知識を増やしたりすれば、今あるツール(例えば健診等)で腎機能0になることから多くの人々を救うことができたのではないか、また今後救うことができるのではないかと考えます。
当講座の活動、及びホームページがその一助になれば幸いです。

慢性腎臓病(CKD)医療連携講座(岐阜県)
特任准教授 村田 一知朗