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Q&A

診療内容-膠原病-

★外来診療

 初診外来では発熱、多発関節痛、全身倦怠などの患者が多く鑑別診断は多岐にわたる。不明熱・抗核抗体陽性・膠原病疑いで紹介される患者であっても、初診時に典型的な症状を呈することはむしろ少ない。正確な問診、身体所見(膠原病特有の皮膚所見も含む)、血液検査、画像所見などを吟味して鑑別診断、入院治療適応などを判断している。
 再診外来では、SLEなど膠原病患者の経過観察、リウマチ患者の疼痛除去、関節破壊の予防、しいては治癒をめざしてメソトレキセート、抗TNF-α受容体抗体などを投与し劇的な効果を上げている。

★入院診療

 膠原病の中でも特に難治性病態を呈する疾患を扱っている。中枢神経ループス、重症ループス腎炎、難治性筋炎、皮膚筋炎に合併した急速進行性間質性肺炎、血管炎症候群(顕微鏡的多発血管炎など)による肺胞出血などがその例である。多くはステロイド抵抗性のため、免疫抑制剤、血液浄化療法、抗サイトカイン療法などを併用するが、病態に合わせた特異的免疫抑制剤の選択(シクロフォスファミド経口あるいはパルス療法、シクロスポリン、アザチオプリン、タクロリムスなど)が治療効果を上げている。近い将来、抗CD20抗体などの分子標的薬剤は、B細胞、T細胞の制御によりSLEのブレークスルーとなることが期待されている。

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