ご挨拶

ご挨拶

わたくしたちは、患者さんの物語に寄り添い、共に歩みを進め
脳を守る、プロフェッショナル・チームです

岐阜大学における脳神経外科診療の歴史は古く、昭和31年の岐阜大学第2外科初代竹友隆雄教授の就任に遡ります。その後に第2外科教室の臨床・研究の柱の1つとして脳神経外科が引き継がれました。昭和55年8月1日に第2外科から独立する形で脳神経外科学教室が創設され、当時第2外科第2代坂田一記教授時代の第2外科講師であった山田 弘先生が脳神経外科教室初代教授に就任し、以後平成8年からは第2代・坂井 昇教授、平成16年からは第3代・岩間 亨教授、そして令和6年元旦からは、私が第4代脳神経外科学教授を拝命させていただく事となりました。

われわれ脳神経外科医の最大のミッションは、皆さまの『脳を守る』ことです。そして大学病院の役割は、高難度疾患に対する診断・治療を引き受けることで、地域医療の最後の砦としての機能を果たすことだと考えます。その役割を果たすべく、当院では最先端の診断・手術支援機器を擁しており、これらを駆使した質の高い脳神経外科医療を提供するとともに、患者さんひとりひとりの『物語』=個々の人生に寄り添った全人的医療を提供します。

岐阜県の面積は10621.29㎢と全国の都道府県で第7位の広さを誇り、そこに190万人以上の方々が暮らされています。地域の皆さまに対して、充分な脳神経外科医療を津々浦々まで届けるために、県内の各医療圏の先生がたとともに『オール岐阜』での取り組みを推進して参る所存です。

岐阜大学医学部 脳神経外科  教授・科長 出雲 剛