大学院医学系研究科

再生医科学専攻(博士課程)

アドミッション・ポリシー

再生医科学専攻(博士課程)

教育目標

再生医科学専攻博士課程は,先端的再生医科学の研究・教育を行います。それにより分子生物学,生命・情報工学,臨床医学及び社会医学の各分野で再生医科学を中心的に担うことのできる知的創造性・専門性・倫理性・社会性とともに,再生医科学・医療の発展に貢献する判断力,実行力及び独創性に富む人間性豊かな研究者並びに高度専門的職業人の両者を養成します。

求める学生像
  1. 本専攻の教育理念,教育目標に向けた確固たる目的意識をもち,
  2. その分野の研究をする上で必要な幅広い基礎学力を備え,
  3. 課題探究心と柔軟な発想に長け,
  4. これからの地域や国際社会でリーダーとして活躍し,再生医科学・医療の発展に貢献できる実行力があり,
  5. 倫理観に裏打ちされた研究ができる,

学生が入学することを期待します。

入学者選抜の基本方針

外国語(英語),専門科目(口述試験)及び出願書類等により目的意識や基礎学力,研究遂行力などを評価し,総合的に合否を判定します。配点は,学生募集要項を参照ください。

カリキュラム・ポリシー

再生医科学専攻は,生命倫理・医学並びに生命・情報工学両分野が融合した新たな視点から再生医科学に関する問題解決型能動教育を行い,高度な再生医科学の知識・技術のみならず生命倫理にも精通した研究者及び高度専門職業人を育成する。

このため,医学又は歯学の学部教育を受けた者には,共通科目の生命工学又は情報工学を履修,それ以外の学部出身者には医科学専攻の共通科目である分子生物科学又は構造病態医学を履修することを義務付けている。学生は,自分の研究ばかりでなく様々なプロジェクト研究に接することができ,他分野の研究者と協力して新しい再生医療の研究を切り開く能力を培う。

ディプロマ・ポリシー

博士課程では,3年以上在学して指導教員から研究指導を受け,かつ所定の単位を10単位以上修得し,さらに発表した原著論文について,論文内容の独創性,先進性及び信頼性及び高度な専門職業人としての基盤的能力や高度な専門的能力等の観点から審査を受け,学位審査に合格することが学位授与の必要要件である。
ただし,筆頭著者として本専攻の博士課程在学中における研究実績を基に作成した論文(本数を問わない)のインパクトファクター合計が10点以上ある場合は,特に優れた研究業績をあげた者として,1年(2年未満の在学期間をもって博士前期課程を修了した者にあっては,当該在学期間を含めて3年)以上在学すれば修了することができる。

なお,本人の研究業績を基に作成した論文を学位論文として提出し,審査を受けることもできる。

専門的アウトカムの内容と水準

アウトカム アウトカムの内容   達成すべき水準
基本的知識と判断力,課題発見,論理的思考 医療・保健の専門分野の研究者として各分野の専門的知識を習得し,分野の現状の課題や将来のあるべき姿を論理的に見つけ出す能力を身につける。 情報収集

専門分野の学会等を通して専門家としての情報を収集することができる。

情報発信 専門家として国内外の専門家の学会等で研究内容の発表を行うことができる。
課題の議論 国内外の専門家の学会等で,論理的な議論を展開できる。
分析力と問題解決 医療・保健の専門分野の研究者として,分野の領域をさまざまな視点で分析し,診断方法の開発,新治療法の研究開発など患者と医療が抱える問題に対し解決に向かった提案ができる。 分析問題解決 専門分野で求められる医学的な課題を能動的に分析し抽出できる。
専門分野に求められる問題を解決に向けて研究計画を立案できる。
実践力 医療・保健の専門分野の研究者として,診断方法の開発、新治療法の研究開発など患者と医療が抱える問題に対し解決に向けた提案を実行できる。 研究推進 課題に向かって長期的な計画を立案し,問題解決のための研究計画を実施できる。
専門分野に求められる問題を解決するために国内外の研究者のチームを形成できる。
結果の公表 課題の成果を国内外に向けて発表し,公開することができる。
社会への還元 研究成果を社会に向けて活用するための行動を起こすことができる。
倫理観と省察力 医療・保健の専門分野の研究者として,崇高な倫理観のもとに,博愛、慈愛の精神を求め,医師あるいは研究者としての品位を保ちながら研究と医療の進歩に貢献する責務を負う。自己の限界を知り,自己主導型研究について,実践と省察を継続することができる。 患者に対する責務 臨床系研究にあたっては患者と家族に対して信頼関係を構築した研究を推進できる。
社会に対する責務 専門の研究者として地域や国際社会への責任を自覚して研究と医療の発展に寄与できる。
実践と省察 生涯にわたって自己主導型の研究について,実践と省察を継続することができる。

大学院医学系研究科 再生医科学専攻に関する問合せ先

岐阜大学医学系研究科・医学部 医学科
学務係

電話 : 058-230-6075
E-mail : gjme00031@jim.gifu-u.ac.jp


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