岐阜大学医学系研究科・医学部


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VOICE -岐大医学部から- 医学系研究科・医学部長からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第93回は,平成30年4月から医学系研究科・医学部長に就任された,医学系研究科 神経統御学講座 脳神経外科学分野 教授 岩間 亨先生にお話を伺いました。

■医学系研究科・医学部長としての抱負と構想

岩間教授
略 歴                 
1983年 岐阜大学医学部医学科卒業
岐阜大学医学部附属病院、岐阜市民病院 脳神経外科医として勤務
1990年 岐阜大学大学院医学研究科修了
県立岐阜病院 医師
1992年 国立循環器病センター病院 医師
1998年 岐阜大学医学部附属病院  助手(脳神経外科)
2000年 岐阜大学医学部附属病院  講師(脳神経外科)
2004年 岐阜大学大学院医学研究科 教授(脳神経外科学)
2006年 岐阜大学医学部附属病院  副病院長
2010年 岐阜大学医学部附属病院  病院長
2018年 4月より現職

 現在の日本の大学を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあります。国の予算配分など、いろいろと文句をつけたいところもありますが、少子化が進行し、18歳人口が減少することは明らかですので、大学としても何もアクションを起こさないというわけにはいきません。高等教育と共に、医療の現場も厳しい環境にあります。すでに直面している超高齢化社会がさらに進行するため、国、とくに財務省は医療費抑制に躍起になっており、その結果、病院経営は困難を極めています。そのような時代であるからこそ、医学部、医学系研究科の本来の意義、役割を今一度確認し、人口動態が安定すると予測されている2050年までの30年間を乗り越えられる基盤を作っていきたいと思っています。

 医学部、医学系研究科の役割は優秀な医師、看護師を育てることであり、医学・医療の発展に貢献することです。そのためには、将来の活躍、飛躍が期待できる、いわゆる伸びしろのある学生が入学してくれるように、魅力あるカリキュラム、適切な入試制度を作ることが重要だと考えています。もちろんこれまでにもそのような観点からの取り組みが行われてきましたが、教員の感覚に基づいた評価によるのではなく、客観的データに基づいた評価と改革が必要です。その点から、昨年設置された医学教育IR室の役割と活躍に大きく期待しています。岐阜大学医学部の代名詞とも言えるチュトーリアル教育の検証が始まっていますし、学生の修学サポート組織である教務厚生委員会の規模の拡大、病院組織である医師育成推進センターの役割の明確化も必要と考えています。

 医学科、看護学科の卒業生が、卒業後も岐阜という地域を拠点として、医師、看護師として活躍、成長してもらうためには、岐阜大学を中心としたこの岐阜の医療の中に、ここで学びたい、働きたいと感じさせる、魅力ある医師、看護師、医療の存在が不可欠であると思います。基礎医学、看護学に取り組もうとする者にとっても魅力ある研究者、研究が不可欠です。そのためには人を惹きつけることが出来る、医療技術はもちろんのこと人格的にも魅力的な指導者、医師、看護師と、それらによる医療チームが必要です。岐阜の地で、様々な医療チームが新たな医療、新たな連携を展開していくために、大学の人事は最重要課題と考えています。そして、岐阜の地で育った医療人が広い世界に羽ばたいてもらいたいと考えていますので、国際化にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

 現在、われわれを取り巻く環境には様々な課題、問題がありますが、悲観的にばかり考えて目先のことに囚われるのではなく、適度の楽天さと(私自身は元来、楽天的な性格ですが)全体を見渡す冷静さを失わないようにしていきたいと考えています。関係の皆様には、医学系研究科、医学部の運営に関しましてのご協力と、ご指導ご鞭撻をお願いして、ご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 


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