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VOICE -岐大医学部から- 医学部附属病院長からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第59回は、2014年4月から医学部附属病院長に就任された、医学系研究科 医療管理学講座 救急・災害医学分野 教授 小倉 真治先生にお話を伺いました。

■ 病院長としての抱負と構想

小倉病院長
略 歴
1985年 岐阜大学医学部医学科 卒業
1985年 香川医科大学 麻酔・救急医学講座 入局
1996年 米国 サウスキャロライナ医科大学 客員研究員(生理学講座)
1997年 香川医科大学附属病院 講師(集中治療部)
2000年 香川医科大学附属病院 助教授(救急部)
2001年 香川医科大学附属病院 副センター長/助教授(救命救急センター)
2003年 岐阜大学大学院医学研究科 教授(救急・災害医学分野)
2004年 岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センター センター長(兼務)
2006年 岐阜大学医学部附属病院 高度救命救急センター センター長(兼務)
2014年 4月より現職
以前の小倉教授インタビューページ

10年前に救急・災害医学分野の教授として母校である本学に戻ってきた時から、岐阜県内どこにいても、日本で考えうる最高水準の救急集中治療を受けられようにすることを理念にしています。そのために、質の高い治療ができる救急隊から救急医療機関に至る医療従事者の人材育成やドクターヘリ運航などの充実化を行ってきました。この延長線上に附属病院全体の役割があるのだと思います。

岐阜県の医療において、附属病院は『最後の砦』という自負がありますが、それに胡坐をかいていてはいけません。

附属病院の病院長は、当然、附属病院のことを一番に考えなくてはなりませんが、同時に岐阜県全体の医療の仕組みがどうあるべきかも考えなければならないと思います。全ての医療機関と良好な関係を築き、岐阜県の医療連携の中心となるよう考えています。また、先端医療・臨床研究推進センターに創薬などのアイディアを集約するなどして、臨床系分野と基礎系分野の橋渡しができればと考えています。

病院長に就任して、まず、2つのタスクフォースを立ち上げました。1つは副病院長を主体とした手術に関する円滑な運営を行うタスクフォースです。手術室の稼働率は比較的高いのですが、日によってムラがあります。これを改善すると、周術期の治療が円滑に行えると考えています。

もう1つは、病床運用の円滑化を行うタスクフォースです。病床の運営には様々なルールがあるのですが、それがあまり明確ではなかったので、その改善を行ってもらっています。これら2つに共通して言えることですが、ハードウェアではなく、人間関係で改善していきたいです。

患者さんには最良の医療を提供するだけでは足りません。当院では入院患者さんの食事を栄養管理室の指揮のもとに外部委託業者が作っていますが、『給食』ではなく『料理』を提供しようと栄養管理室長に提案したところ、早速行動に移してくれました。改革への取り組みは、まだ道半ばですが、職員の意識やお米の質やおかずの盛り付けなどを変えることによって、味や見た目も美味しくなってきたと感じています。

医療は『究極のサービス業』とも言われますが、エンプロイーズ・サティスファクション(職員の満足)を充実させることも課題です。院内保育所の充実化など働きやすい環境を整え、職員が安心して楽しく仕事をすることにより、患者さんに対して尊敬の念を持ち、にこやかに接することができるのだと思います。

病院経営が厳しい中で、お金のかかる改善を行っていくことは難しいかもしれませんが、10年先20年先の附属病院の姿を見据えて改善を行います。無理と思うとできません。絶対にできる方法があるはずです。それを病院長としての任期中に進めたいと思っています。



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