岐阜大学医学系研究科・医学部


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VOICE -岐大医学部から-
第45回 日本医学教育学会大会 学生セッションにおいて

優秀演題賞を受賞

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医学科には、2年生の終わりから3年生の初めの10週間に渡り『テュトーリアル選択配属』という授業プログラムがあります。学生は自身が希望する分野に配属され、期間中は学習目標に従って研究や実習を進め、最終週にはポスター作成と口頭発表を学内で行います。

今回、医学教育開発研究センター(前半5週間)と地域医療医学センター(後半5週間)の2箇所に配属された4人の学生が、医学教育開発研究センター配属時に作成したポスター『地域枠入学制度の学生は、如何なる進路選択希望を有するか?』が、平成25年7月26日・27日に千葉大学で開催された、第45回 日本医学教育学会大会 学生セッションにおいて優秀演題賞を受賞しました。

『VOICE-岐大医学部から-』第53回は、この発表を行った学生のみなさん,指導教員の医学教育開発研究センター 助教 今福 輪太郎先生にお話を聞きました。

■ 発表にあたって

賞状とともに

(左から) 北村 悠さん・佐藤 明日海さん・長瀬 大さん・水野 敬悟さん・今福 輪太郎先生

地域枠入学制度は比較的新しい制度で、この制度で入学した学生を対象とした調査・研究は、全国的にあまり行われていませんでした。岐阜大学で地域枠入学制度が始まってから6年目を迎え、全学年にこの制度で入学した学生が在籍している状況になったので、どの学年でも調査を行えることが、テーマとして選んだ理由の一つです。

また、私自身がこの制度で入学したので、皆で考えた中で一番興味深く、試みる意義があると思いテーマに選びました。


学会での発表は、以前から医学教育などを研究テーマに行っていました。今大会でも『医学部の入学定員増加がもたらした学校施設への影響』の演題名で、全国の医学生を対象としたアンケート調査結果を発表しています。『医学教育関係者の関心がどこにあるのか?』,『大学側と私たち学生が感じていることにズレが生じていないか?』などに興味があり、大会に参加してきました。


発表の様子

大会では発表を担当しました。私は相手の目を見て大きな声で話すことが少し苦手なのですが、ポスターに書いてあることをただ読み上げるのではなく、重要なところをピックアップしてわかりやすく伝えることを心掛けました。

調査や分析方法を自分たちで考え、質問項目を作成すること自体初めてだったのですが、とても良い経験ができました。アンケートを回収しきれなかったり、情報が少ないところもあったりしたので、現在は、医学教育開発研究センターの学生研究員として引き続きこのテーマについて研究をし、論文にまとめています。


大会では質疑応答を担当しました。地域枠入学制度で入学した学生を対象にしたアンケート調査の発表だったのですが、予想もしていなかった質問をされ、対応するのが大変でした。

ポスター前で

水野さんは研究の経験があり、皆を引っ張ってくれる頼れるリーダー的存在でした。この4人のメンバーで実習や研究ができて本当に良かったです。


学生には、自分たちで選んだテーマの研究内容の知識を得るだけではなく、探究心やチームワークを学んで欲しいという気持ちで研究を見守っていました。長瀬さんは英語力が高く、英語論文の翻訳に活躍してくれました。

私自身は、学生たちの研究する様子を観察して、どのような学習効果があるのかを研究しており、発表に携わった学生たちに随所でインタビューを行っていました。どのような考えで学生たちが研究に取り組んでいるのかをまとめ、プラハで行われたヨーロッパ医学教育学会で発表したところ、ヨーロッパの医学教育関係者から大変興味深いとの反応がありました。


■ 将来はどんな医師になりたいですか?

授業や実習で学ぶにつれて興味が広まってきていますので、これからどのような医師になりたいかを絞っていきたいです。どのような分野に進んでも、どんなに忙しくても、相手の痛みを理解する気持ちを忘れないような医師になりたいと思います。


将来の医師像はまだはっきりしていませんが、常に向上心を持ち、模索しながら医師になっていくんだろうなと感じています。地域医療実習での学びを通して、患者さんの気持ちを汲みとることができる医師になれればと思います。


地元の高山市が好きなので、卒業後は高山市に戻り、地域に貢献できる医師になることが目標です。


地元の青森県や東北地方の医療や人々の生活に役立ちたいと思っていますが、医師が活躍できる場は病院だけではないとも考えています。臨床医として働くだけではなく、研究を通して医療制度を考えたり、厚生労働省の医系技官や行政に携わる職業、シンクタンクなども視野に入れつつ、将来の方向性を決めたいと考えています。



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