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VOICE -岐大医学部から- 留学生からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第47回は、ベトナムの首都ハノイから留学しているNguyen Huy Binh(ウェン ヒュウ ビン)さんにお話を聞きました。ビンさんは2013年3月に岐阜大学大学院医学系研究科の博士課程を修了し、現在は腫瘍病理学分野の特別協力研究員として在籍しています。

■ 日本で学ぶきっかけは?

ビンさん
略 歴
ベトナム ハノイ出身
2000年 ハノイ医科大学 卒業
2009年 岐阜大学大学院医学系研究科 医科学専攻 入学
2013年 岐阜大学大学院医学系研究科 医科学専攻 修了
現在は特別研究協力員

昔は、エンジニアになりたいと考えていましたが、両親の勧めもあり医学の道に進みました。ハノイ医科大学を卒業後、母校で生理学の教員として働いていましたが、「がん」についてもっと学びたい,研究をしたいと考えるようになり、先に岐阜大学に留学していたベトナム人の友人の紹介で、指導教員である腫瘍病理学の原先生と出会いました。先生との会話はとても興味深く、是非、先生の元で研究をしたいと思い、日本への留学を決意しました。

渡日当初は単身でしたが、現在は本学の応用生物科学研究科の大学院生として学んでいる、ベトナム人の妻と一緒に日夜研究に取り組んでいます。


■ ベトナムとの違いと日本の印象は?

人口が増加しているベトナムでは、医師不足が深刻な問題であり、国が中心となって急ピッチで医師育成を進めています。私が在学していた頃の入学定員は1学年200人でしたが、ここ10年で入学定員が1学年1000人に増加しました。この人数が1度に同じ講義を受けることは不可能なため、教員だった時は1学年を200人ずつに分け、同じ内容の講義を5回繰り返して行っていました。実験や実習となると少人数で行わなければなりませんので、さらに回数は増えてとても大変でした。

ビンさん

ベトナムでは地震を経験したことがありませんでしたので、2011年の東日本大震災では岐阜でも地震の揺れを感じ本当に驚きました。

ベトナム料理は酸味が強い料理が多いのですが、コーヒーはコンデンスミルクを入れて飲みますので非常に甘いです。日本でベトナム料理店に行きましたが、料理の味付けは現地よりも全体的に甘い感じがしました。岐大祭でベトナムからの留学生仲間と一緒に、私の大好物でもあるベトナム名物の揚げた春巻きや生春巻きなどの料理の屋台を出店し、みなさんから美味しいと喜んでもらえてうれしかったです。

現在は大分改善されましたが、生活する上での説明や案内が日本語ばかりで苦労しました。買い物に行って塩と砂糖を買い間違えたりしました。

今までに東京や京都などに出かけましたが、どこも素晴らしい場所でとても気に入りました。日本はとても治安が良く、暮らしやすいと思います。ハノイの中心部は交通渋滞が激しいのですが、岐阜は中心部でもほとんど渋滞がなく快適です。また、適度に静かで気に入っています。生活するならば、岐阜が一番だと思います。


■ 帰国したら何がしたいですか?

ビンさん

ハノイ医科大学に戻り、医学部の教員をしながら研究活動を続けるつもりです。ベトナムにもがん患者がたくさんいます。ベトナムでのメジャーな治療法の1つである漢方治療をがんの治療に用い、もっとリーズナブルながん治療の提供ができないかと考えています。

ベトナムは日本と比べ、まだまだ研究環境や実験設備が整っていません。ベトナムでは難しい実験を岐阜大学の先生方に相談させてもらい、帰国後も連携しながら研究を進めていきたいと思っています。

ハノイ医科大学では、マラリアなどの熱帯地方ならではの病気の研究が盛んです。短期の熱帯病研修コースもありますので、興味がある研究者にはどんどん参加して欲しいです。ベトナムと日本の研究者の橋渡しが出来れば良いなと思っています。



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