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VOICE -岐大医学部から- 母性看護学分野からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第35回は、2012年4月に着任されました、医学部看護学科 母子看護学講座 母性看護学分野 教授 大法 啓子先生にお話を伺いました。

■ 看護師・助産師になられたきっかけは?

大法教授
略 歴
1974年 岐阜県立衛生専門学院 卒業
1975年 京都大学医学部附属助産婦学校 卒業
助産婦として東海中央病院,岐阜県立岐阜病院等に勤務
1990年 岐阜県立衛生専門学校 専任教員
1995年 同 教務主任
1998年 佛教大学社会学部社会福祉学科 卒業
2001年 岐阜県立岐阜病院看護部 上席看護婦長
2004年 同 看護指導監
2005年 岐阜県立看護大学機能看護学 教授
2009年 岐阜県健康福祉部医療整備課 看護企画監
2011年 岐阜県立衛生専門学校 校長
2012年 4月より現職

私は岐阜県神岡町に生まれ育ちました。母はこの町に1件だけあった産婦人科の病院で助産婦として働いていました。今では神岡町の人口は大分少なくなりましたが、幼少の頃は神岡町の人口も2万人程いましたし、時代的にもお産の件数が多くありました。しかし、この病院の助産師は母一人だけで、深夜に仕事から帰ってきたかと思えば、すぐに病院から呼び戻されることが良くありました。

そんな母の姿を見ていて、『なんて大変な仕事なんだ』と思っていましたが、母と一緒に買い物をしていると、お子さん連れのお母さん方が母の姿を見つけて『あの時はお世話になりました』とか『あの時の赤ちゃんがこんなにも大きくなりました』などと挨拶に来られることがよくありました。感謝される母の姿を見て、助産師はやりがいがあり、地元の人達に喜ばれる素敵な仕事なんだと感じたことが、助産師になろうとしたきっかけです。


■ 教員になられたきっかけは?

助産師として10年以上臨床で働いていたのですが、臨床の現場では母性看護学実習や助産学実習に来る学生の実習指導者として活動していました。そこでは、看護の事を一緒に考えたり、教えているつもりでも学生から学ぶこともあり、共に成長するといった感じでした。

実習に来る学生のほとんどは、自分の生活の中で子供を産み育てることの実感がなく、中には子供が嫌いとかお産のイメージが良くないと思われることもあり、母性看護学にあまり興味がない学生もいます。

しかし、分娩見学実習や新生児ケア実習をしていく中で、『赤ちゃんは可愛いな』とか『母性看護学は面白いな』と言ってくれる学生の意識の変化や成長を目の当たりにできることが、私自身の喜びでした。

大法教授

岐阜県職員として勤務していた時に、教育の現場に異動することになり、改めて助産学や母性看護学について考える機会に恵まれました。臨床の実習指導も大切ですが、教育の現場では学生と一緒に学ぶ良さもあります。臨床から離れると現場の生の声を学生に伝えにくくなる一方、教育の現場で学生に教えたことが、ちゃんと臨床で通用するのか判断しなければならないことが難しいところです。特に助産師教育では正常分娩について多く学びますが、総合病院で実習を行うと異常分娩に立ち会う件数が多くなりますので、教育と臨床のギャップを埋めることの必要性を感じています。


■ どのような研究を行なっていますか?

助産師になりたい人が減っているのではないかと感じています。助産師はどのような事をしているのか理解されていないこともありますし、実習において少子化の影響から分娩見学実習ができない時もあります。

助産師の希望者が減っている要因は何なのか、助産師をいかに育成していくか改めて研究していかなければならないかと思います。


■ 看護師・助産師を目指す学生にメッセージをお願いします

大法教授

チーム医療の一員として、看護師の立場から医師やコメディカルの人達と対等に話しができる人を臨床の現場が求めています。

看護師としての知識や技術も大切ですが、そこをしっかり踏まえた上で自分で考えることが大切です。教えられたことだけではなく、もっと良い方法があるのではないか?と自分で考える力を養って欲しいと思います。

自分で考える力を養うことは大学教育が目指すところでもありますが、在学中にはたくさん本を読み、スポーツや色々な文化的なことに触れ幅広い教養を身につけて欲しいですね。



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