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VOICE -岐大医学部から- いびがわマラソン AED係ボランティア活動

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事前講習会

林 看護師による講習会


事前講習会

胸骨圧迫の練習


事前講習会

AED使用の練習

本学では、『学び,究め,貢献する』を理念におき、地域に根ざした国立大学として、社会に貢献できるよう活動しています。
『VOICE-岐大医学部から-』第29回は、2011年11月13日に岐阜県揖斐川町で開催された『いびがわマラソン』にAED係としてボランティア活動を行った看護学科学生の様子を取材しました。


いびがわマラソン実行委員会事務局から附属病院へ医療体制の協力を要請され、医師・看護師をはじめとする附属病院職員がいびがわマラソンにボランティアで参加しています。その中で、看護学科学生は『サークルEC(Emergency Care)』のメンバーを中心にAED係として参加しており、今年で2回目の参加になります。

より安全で確実なボランティア活動ができるように附属病院高次救急治療センター 林 賢二看護師による事前講習会を開催し、ボランティアに参加する学生は、マラソン大会における心肺停止の発生状況やランナーへの対応などを聴講しました。

その後、心肺蘇生訓練用マネキンを用いて、AEDの使用方法や胸骨圧迫法による一次救命処置を改めて学び本番に挑みました。


《ボランティアに参加した学生の感想》

いびがわマラソンAED係の講習会に参加し、緊急時の対応について詳しく学ぶことができました。BLS(Basic Life Support:一次救命処置)については今までに習ってきてはいるものの習ってから時間が経っていることもあり、もし誰か倒れている人を見つけても正確な手順で実行する自信は無いと感じていました。

今回は、数日後のいびがわマラソンで実際にBLSを行うことになるかもしれない・・・と考えたため、疑問に思ったり曖昧に感じた部分は全てはっきりさせようという気持ちで講習に臨みました。雨が降っている場合や、貴金属を身につけている場合、体が濡れている場合など、様々な状況での対応について学ぶことができました。

いびがわマラソン当日、私が立っているエリアでは3回「あそこで人が倒れてるよ」と声をかけられる場面がありました。BLSが必要なランナーは居ませんでしたが、「人が倒れてるよ」と言われ現場にかけつけるまでは、ドキドキしながらも講習で習った事を必死に思い出しながら走っていきました。講習を受けていなければ、何をどう確認するかも曖昧なままだったと思うので、今回講習に参加しBLSについて学べたことは大きな自信につながったと感じています。


私は今回初めていびがわマラソンのAED係に応募しました。AED係にも興味がありましたが、友達も一緒に応募するしマラソンってどんな感じか見てみたいなという軽い気持ちでした。しかし、AEDの説明会が行われた際に、マラソンでの突然死数が他のスポーツに比べ多いことや、いびがわマラソンは標高の高低差が大きく身体への負担が大きいこと、去年はゴール後に救急車で運ばれた方がみえたことなどを聞き、AED隊やAED係の存在の重要さを知って、軽い気持ちで参加していてはいけないなと思いました。また、AED係は500m~1㎞ごとに1人ずつ配置されるので、援助が来るまでの間は1人で救命処置を行わなければならないため責任重大だと感じました。

説明会では実際に一時救命処置からAEDの使用までの流れを練習しました。胸骨圧迫のポイントとして、少なくとも5㎝の深さで、少なくとも100回/分の速さで、圧迫後は胸壁をしっかり戻して、中断時間は短く、が挙げられますが、これを意識しながら1サイクル胸骨圧迫を行うと息が上がるほど疲れるものでした。後日、授業でも胸骨圧迫の演習を行ったのですが、そのときに測定した平均の深さが4.6㎝でした。自分ではやりすぎなくらいだと思っていたのですが、有効な胸骨圧迫を行うには自分が思っている以上に強く圧迫しなければいけないことがわかりました。また、AEDの使用も簡単になっているとはいえ演習をしてみると、汗や雨で濡れていたら...とか、ワイヤーの入った下着は...など疑問点が出てきて、それらを解消して当日に臨むことができました。授業で習ったこともありましたが、忘れていたり自信がない部分があったのでもう一度学ぶことができて良かったです。

いびがわマラソン当日はAED係がAEDを使用しなければいけない状況はなかったのですが、ゴール後の地点から救急車が数回出ていくのを見て、改めてマラソン大会におけるAED隊などの医療関係者のサポートの必要性を感じました。私は沿道の観客と一緒に楽しくランナーの応援をしていたのですが、ランナーから見てAED隊・AED係がいると万が一のときに安心だという声があるようで、私もランナーのみなさんの役に立つことができたのかもしれないなと思いました。今後も機会があれば参加したいと考えています。


《いびがわマラソン 救護係》

救護係

※写真提供:揖斐川町 スポーツ振興課
いびがわマラソン公式サイト



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