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VOICE -岐大医学部から- 基礎看護学分野からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第24回は、2011年4月に就任されました、医学部看護学科 基礎看護学講座 基礎看護学分野 教授 小松 妙子先生にお話を伺いました。

■ 看護師になられたきっかけは?

小松教授
略 歴
1979年 千葉大学看護学部 卒業
1981年 千葉大学大学院看護学研究科 修了
  千葉県がんセンター(看護婦),東京都小平市役所(保健師)として勤務
2000年 石川県立看護大学看護部 講師(基礎看護学)
2004年 日本看護協会政策企画室 主任研究員
2006年 岐阜大学医学部 助教授(基礎看護学)
2011年 4月より現職

中学・高校時代は考古学や語学に興味がありましたが、高校3年生で進路を決定するにあたり、より現実的に人の役にたつ仕事に関心を持つようになりました。

その頃、国立大学ではじめて看護学部が創設されることをテレビニュースで知り、時代の新しい流れを感じながら看護を学んでみたいと思い、4年制大学の看護学部へ進学しました。

大学では看護師と保健師の資格を取得しました。在学中に講義に来られた千葉県がんセンターの看護婦長さんが、看護の魅力と厳しさを熱意をこめて話されたことが印象的で、卒業後は看護師としてその病院に勤務しました。

しかし、当時は院内保育施設などが少なく、子育てをしながら仕事を続けることが困難な時代でしたので、結婚を機に夜間勤務のある看護師から保健師として働くことにしました。

保健師として家庭訪問をする中で、病院では患者さんのほんの一面しか見えていなかったことを痛感しました。

■ 教員になられたきっかけは?

社会の期待を受けて、看護系大学が1県に最低1校設置されるくらいに急増しています。その一方で、看護師の資格を持った教員の不足が深刻さを増しています。

看護の素晴らしさや厳しさも含めて、次の世代に伝えることに役立てればと考え教員になりました。


■ どのような研究を行っていますか?

小松教授

知識は勿論、技術も充分に修得した学生を育てることに力を注いでいます。

臨床の看護師は医療現場ではプロフェッショナルですが、新人看護師を指導する立場になった時、どのように指導してよいか分からないとの意見があります。

そこで、附属病院看護部が新人看護師を指導できるように臨床の看護師をインストラクターとして養成する研修に、私達看護学科の教員が参加協力しています。

私達は最新の医療技術のことを知ることができますし、臨床の看護師は新人看護師への説明方法等、教育方法のヒントを学んでおられます。

これらの事を学生の教育に活かせないかと考え、教育方法について学びを積み上げてきたインストラクターの看護師を採血や点滴などの技術を学ぶ授業でゲストティーチャーとして招き、私たち教員と共に学生の指導にあたっていただいています。

臨床の看護師は学生にとって将来のモデルとなる存在ですので、直接指導を受けることにより、技術を学ぶ意欲や興味・関心が高くなります。

このような取り組みが、看護技術教育にどのような効果があるのかを研究しています。今後も看護技術の教育方法をよりよいものに改善することに取り組みたいと考えています。


■ 看護師・保健師を目指す学生にメッセージをお願いします

小松教授

看護は他人の体や心や人生に直接関わる魅力ある仕事です。

今の学生は、一つ一つ理由を説明しながら厳しく指導すると理解してくれる素直さもあり、基礎学力もあるのですが、自分で考えを広めたり深めたりすることが苦手な感じがしますので、次にあげることが大事だと思います。

  1. 社会の出来事や人間の生き方にアンテナを広げる。
    看護の対象は年齢・性別・職業を問いません。そのため、社会や人間についての理解が必要です。ニュースや新聞はこれらを知るきっかけを与えてくれます。毎日、目を通しましょう。
  2. 自ら考える力を養う。
    ニュースや新聞やインターネットは手軽に情報を入手できる反面、相手の事を分かったつもりになりやすい傾向があります。関心がある報道については、関連書籍を読み、自分なりの理解を深めることを進めます。

常に物事は『このままで良い』という事はなく、今までに良い物を作り上げてきたからこそ今の形があります。これから先も今のままで良いという事はありません。良い物にしていくことは、学生である皆さんが、その責任を負う位置にいるという事を忘れないでください。



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