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VOICE -岐大医学部から- 医学部附属病院長からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第18回は、医学部附属病院長の医学系研究科 神経統御学講座 脳神経外科学分野 教授 岩間 亨先生にお話を伺いました。

■ 病院長として、どのような事をされていますか?

岩間教授
略 歴
1983年 岐阜大学医学部医学科卒業
岐阜大学医学部附属病院、岐阜市民病院 脳神経外科医として勤務
1990年 岐阜大学大学院医学研究科修了
県立岐阜病院 医師
1992年 国立循環器病センター病院 医師
1998年 岐阜大学医学部附属病院 助手(脳神経外科)
2000年 岐阜大学医学部附属病院 講師(脳神経外科)
2004年 岐阜大学大学院医学研究科 教授(脳神経外科学)
2006年 岐阜大学医学部附属病院 副病院長
2010年 4月より現職
脳神経外科学分野Webページ

運営・経営を含めて、病院が進むべき方向の最終的な判断をしています。勿論、私一人で決めるのではなく、運営会議や経営企画会議などの意見を聞いて判断しています。運営会議では、副病院長や病院事務部の方たちと意見を交わし、経営企画会議では学外の弁護士や会計士の方からも意見を聞いています。

病院長に就任してから、まず行いたかったことは、手術室の稼働率を上げることです。手術部長としての経験もあり、今後の方向性が見えていましたので、副病院長にこの案件をお願いしています。

このように私の考えを副病院長などの方たちに伝え、それぞれのプロジェクトでリーダーシップを発揮して取り組んで頂いています。病院長としての考えを明確に伝えることが重要だと感じています。

また、卒後臨床研修センターにも力を入れています。本学は、臨床研修マッチング制度が導入されて以降、全国の国立大学の中でも研修医が少ない方です。研修医が活き活きと働き、十分な研修を受けることが出来る魅力あるシステムを作って行けば、本学の学生は大学病院で研修を受けている研修医を日頃から目にしますので、少なくとも本学の卒業生が研修医として残る人が増えるのではないかと思っています。ただし、甘やかして研修医を増やすことは考えていません。

まだまだ、病院の動きを勉強中です。一朝一夕では変わらないところもありますが、皆さんの協力を得て頑張って行きたいと思います。


■ 脳神経外科医の道に進まれたきっかけは?

岩間教授

元々は医師志望ではありませんでした。飛行機のパイロットになりたかったのですが、諸事情により断念せざるを得ませんでした。進路を選択する時に、医学部へ進学した従兄と相談をしている中で、人の命を預かることや仕事にメリハリがある外科医に魅力を感じ、医学部に進みました。

学生時代は、スポーツばかりやっていました。当時は、外科の中でも心臓と脳に興味があったのですが、周りの環境などから卒業直前に脳神経外科の道へ進むことにしました。

脳の病気は、患者さんの生命だけでなく、機能的にも手術の結果が大きく影響します。人としての機能や精神的な面も含めて、直接自分たちの技術を活かすことが出来るのが脳神経外科医です。シビアなことですが、良い結果が得られた時の喜びは、患者さんにとっても我々にとっても大きなことです。

心臓外科は外科手術に特化しています。手術は心臓外科が行いますが、最初の診断は循環器内科の医師が行いますので、手術にしか関われない面があります。しかし、脳神経外科は『頭が痛い』や『手足が動かし難い』など、最初の診断から治療まで担当します。手術以外にもカテーテル治療や放射線治療などがあり、治療後の経過も自分達が診ていけるところが魅力です。


■ どのような研究を行っていますか?

現在は、血管障害や虚血に興味がある大学院生が多いので、脳虚血の薬物治療と幹細胞を使った虚血の治療の研究を岐阜薬科大学と共同で行っています。その他にも脳腫瘍の発生機序や脳腫瘍の免疫療法の基礎的研究にも取り組んでいます。

また、大学院の連携分野でもある(独)自動車事故対策機構中部療護センターでは、頭部外傷後の意識障害の研究やPETを利用した脳腫瘍の診断の研究を続けています。

時代や環境と共に研究内容は少しずつ変遷はしていますが、入局した医師は全員大学院に入学してもらっています。良い臨床医になるには、物事を公平に科学的な目で見ることが大事だと思いますので、一定期間、少なくとも2年半から3年間は、研究に専従する期間が必要かと考えています。


■ 医師を目指す学生にメッセージをお願いします

岩間教授

学生時代には『脳は面白いな』、『脳神経外科医になってみたいな』と思われる方が結構いらっしゃるのですが、専門を選ぶ時に『忙しそう』、『技術的に難しそうで不安』だと思われ、別の専門に進まれる方が多いように感じます。

医師になると、生活のかなりの部分を仕事が占めます。せっかく一生の仕事として選ぶのであれば、安易な道を行かずに自分の興味、やりがい、出来れば学問的にも面白い分野を選んで欲しいです。

医学部に入った時の気持ち、医師になった時の気持ちを周りに流されることなく、初志貫徹で自分がどの領域で頑張って行きたいかを一番大事にして欲しいですね。



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