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VOICE -岐大医学部から- 麻酔・疼痛制御学分野からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第12回は、2010年5月に就任されました、医学系研究科 病態制御学講座 麻酔・疼痛制御学分野 教授 飯田 宏樹先生にお話を伺いました。

■ 麻酔科医になられたきっかけは?

飯田教授
略 歴
1981年 岐阜大学医学部卒業
岐阜大学医学部附属病院、総合大雄会病院 麻酔科医師として勤務
1987年 岐阜大学医学部 助手(麻酔・蘇生学)
1988年 関東逓信病院(ペインクリニック科)
1991年 米国 Johns Hopkins University School of Medicine, Department of Anesthesiology and Critical Care Medicine 留学
1994年 岐阜大学医学部附属病院 講師(麻酔科蘇生科)
1999年 岐阜大学医学部 助教授(麻酔・蘇生学)
2008年 岐阜大学大学院医学系研究科 臨床教授(麻酔科疼痛治療科長)
2010年5月より現職
麻酔・疼痛制御学分野Webページ

大学に入学した頃は、循環器系の医師になろうと考えていましたが、卒業間近になり将来の進路を迷っていた時に、まずは、目の前の重症患者を助ける知識や手技を身につけようと思い、麻酔科に入局したのがきっかけです。

入局してからは、知識・手技の取得に加え、集中治療や難治性疼痛の治療に興味がわき、知らないうちに10年近く経ってしまっていました。

研修医が終わった頃、肺癌の肋骨転移を患った比較的若い患者さんの痛みの治療の相談を受けました。当時は麻薬を投与して痛みをコントロールすることが一般的に受け入れられておらず、ほぼ寝たきりの患者さんだったのですが、私が神経ブロックの治療(クモ膜下フェノールブロック)を担当させていただき、その日の夕方に回診で伺うと、ほぼ寝たきりだった患者さんが、ニコニコとしながら『お昼ご飯に出前のラーメンを食べました』と仰るんです。その数日後には笑顔で退院されたことが、私にとって大変印象的でした。このような技術を麻酔科では身につけることが出来るとの思いが、麻酔科医として続けていこうと決意した理由の一つです。


■ 教室をどのように盛り立てて行きたいですか?

大学だけではなく、関連病院を含めて働いているスタッフがプロフェッショナルとして充実した仕事ができる環境作りが第一と考えています。

麻酔科医の仕事は、手術室での術中管理が中心になりますが、そこから派生した集中治療や疼痛治療なども担当します。これらサブスペシャリティと呼ばれる、集中治療・疼痛治療・心臓血管麻酔などが充分に研修でき、それぞれの専門医を取得できる研修システムを確立したいと思っています。

飯田教授

全国的には麻酔科医は増えてきていますが、多くは都会に集中しています。ただ、都会でも麻酔科医が少ない大学・病院があり、分布が極端になっています。 大学がバッファーや人員のリザーバーとなって、大学病院と関連病院が一緒にグループとして活動して行きたいと考えています。その中で、大学は研究を含めた科学的活動の中心となって進めて行かなければならないと思っています。

また、我々の教室は、女性医師の割合が全国的な割合よりも高いのが特徴です。結婚・出産・育児を行ないながら、専門医としてのキャリアアップが行なえる環境を関連病院と協力して築いていますが、ワークシェアリングなども視野に入れ、スムーズに復職できるように、もっと環境を充実させる必要があると思っています。

きちっとした研修システムを作り、麻酔科医を目指す若い医師たちが魅力を感じる組織作りを行ない、内容が整えば、大学病院だけでなく岐阜県全体としても、麻酔科医のマンパワーも充実してくるのではと考えています。


■ 医師を目指す学生にメッセージをお願いします

飯田教授

無難な生活、無難な生き方を選ぶ人が多いのではないかと感じます。もっとチャレンジ精神があっても良いのではないでしょうか。単純に、自分の好きなことを一生の仕事にすることだけを考えるのも良いのではないかと思います。

医療はチームで行ないますので、対人関係を円滑にできる事が重要かと思います。




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