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VOICE -岐大医学部から- 皮膚病態学分野からのメッセージ

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『VOICE-岐大医学部から-』第5回は、医学科臨床系分野における初の女性教授として2009年6月に着任されました、医学系研究科 病態制御学講座 皮膚病態学分野 教授 清島 真理子先生にお話を伺いました。

■ 皮膚科医になられたきっかけは?

清島教授
略 歴
1980年 岐阜大学医学部卒業

岐阜大学医学部附属病院、県立岐阜病院 皮膚科医師として勤務
1988年 米国ニューヨーク大学 医学部皮膚科留学
1998年 大垣市民病院 皮膚科 医長
2005年 大垣市民病院 皮膚科部長
2009年6月より現職
皮膚病態学分野Webページ

在学中に臨床実習で各科を回った時に、皮膚科には、現在も尊敬している女性の先生が外来医長で活躍されていました。教室のアットホームな雰囲気などから、一生続けられると考えて皮膚科を選びました。


■ 教室をどのように盛り立てて行きたいですか?

一般に臨床系の教室には診療・研究・教育の3つ柱があります。

診療では、皮膚科学は皮膚症状すべてを扱います。皮膚がんや湿疹などの皮膚疾患のみの場合もありますが、『皮膚は内臓疾患の鏡』と言いまして、デルマドロームと呼ばれる、内臓疾患に伴う症状が皮膚に現れることがしばしばあります。疾患を診断する上で重要な所見になりますので、他の診療科の先生方と協力して早期診断・治療を行って行きたいと思います。

大学病院ですので、難治性の皮膚疾患を多く受け入れたいと考えています。特殊外来として、乾癬・アトピー性皮膚炎・膠原病・水疱症・腫瘍・レーザー外来の他に、悩みを抱えている患者さんが多い『脱毛外来』や糖尿病・動脈硬化などによる皮膚潰瘍や陥入爪を診察する『フットケア外来』を新たにスタートさせました。

また、病診連携を密にして、開業医の先生方を含めた、クリニカル・カンファレンスを7月から月1回開催しています。


清島教授

研究では、大学の役割から、悪性腫瘍や感染症、膠原病などの難治性の皮膚疾患を中心に基礎研究を行いたいと思っています。私自身は乾癬の研究を行ってきましたが、アトピー性皮膚炎に関しても研究していきたいと考えています。

教育については、皮膚疾患は多くの病名があり覚えるのが大変とよく言われますが、系統立てて理解できるよう指導したいと思っています。また、皮膚科医になる人だけではなく、他科に進む人にも、皮膚症状を見る眼を養う教育をしていきたいと考えています。


■ 女性が医師を続けるためには、どのようにすれば良いでしょうか?

現在、日本の医療の問題点の1つにいわゆる医師不足という点があり、その中でも女性医師支援は重要な課題だと思っています。本学医学科の学生の約30%は女性ですし、大学および大学病院に勤める医師の20%は女性です。

しかし、私の周囲を見渡しても途中で仕事を辞めてしまう女性医師が多数いらっしゃいます。出産育児などの問題などがありますが、まず自分自身で目標を設定して、続けようとする意思が絶対必要です。ただ、それだけでは難しいので周囲の理解と協力、そして種々のサポートが必要です。


清島教授
女性医師就労支援の会 講演

平成21年10月22日に本学の女性医師就労支援の会が発足し、その第1回の会が開催されました。地域医療医学センターと共同で、女性医師、女子学生にアンケートを実施しましたところ、やはり妊娠、出産、育児、そして自分自身の体力が仕事を続けていく上で重要な問題との事でした。また、大部分の女子学生は、自分の将来、特に仕事と家庭の両立について不安を持っていることがわかりました。

この会は女性だけでなく、関心を持っておられる男性の先生にも出席していただき、大変有意義なものとなりました。今後は、年2回のペースで講演会や相談会を企画し、広く女性医師就労支援に力を入れたいと考えています。

女性医師に限らず、医師全体、そして全てのスタッフが生き甲斐を持って、各々の能力を発揮し、安全に仕事ができる大学および病院となるように頑張りたいと思っています。



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