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2019.01.23

主訴「しかしかして,えらい」@岐阜

「患者さんの主訴を正しく理解することは診療の基本」と学生に口酸っぱく講義する私ですが,岐阜に来て「自分ができていないのでは?」と思うことがあります.それは第一内科の清水雅仁教授にも指摘されたことなのですが「岐阜ことばを理解しないとダメ」ということです.清水先生が例に挙げられたのが標題の「しかしかして,えらい」.私にはまったく意味不明でしたが,「チクチクしてつらい」という意味だそうで,まさに脳神経内科に関わる主訴でした.「チクチクする」は全国的にもさまざまな方言があり,「いずい」「えずい」「はしかい」「いがいい」「つかつか」「つかぽか」などあるそうです(下記リンク).今朝のカンファレンスでは,みんなに医療に関連する岐阜ことばを教えてもらいました(Table).ただしずっと岐阜に住んでいる先生は「当たり前に使ってきた言葉なので,どれが方言なのか分からない」とおっしゃっていました(笑).岐阜大学で実習する医学生のみなさんは,下記の表は覚えてくださいね!

https://www.web-nihongo.com/k_hougen/kh_p029/

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