コラム

医療と医学

2019.12.23

BMJ誌のクリスマス論文2019  ―論文投稿時間とアニマル・セラピー―

毎年恒例のBritish Medical Journal誌のクリスマス論文.忙しくて忘れていたら,ブログ読者の麻酔科医より「今年はどうなっているのか?」と問い合わせがあり,慌てて読みました.研究と研究以外のエッセイが掲載されますが,面白かったものを1つずつご紹介します.ひとつは「論文投稿時間の国別の違いに関する研究」です.中国や日本の研究者は勤務時間外に投稿していることを示すものですが,研究者の働き方改革に関連した話題と言えます.もうひとつは「動物介在療法(Animal Assisted Therapy;AAT)」のエビデンス確立を訴える主張です.医療従事者が動物を治療の補助として用いる治療を指します.犬の事例が多いですが,自分の場合,大きな猫カフェのような病院があったら,病気に負けない勇気が湧いてくる気がします(写真の猫はオレゴン大学病院のバジル君です).詳しくはブログをご覧ください.

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