岐阜大学医学系研究科・医学部


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整形外科学

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スタッフ

教 授 : 秋山 治彦
AKIYAMA, Haruhiko
教授(併任) : 西本 裕
NISHIMOTO, Yutaka
准教授 : 松本  和
MATSUMOTO, Kazu
講 師 : 永野 昭仁
NAGANO, Akihito
講 師 : 瀧上 伊織
TAKIGAMI, Iori
臨床講師 : 岩井 智守男
IWAI,Chizuo
臨床講師 : 平川 明弘
HIRAKAWA, Akihiro
臨床講師 : 寺林 伸夫
TERABAYASHI, Nobuo
臨床講師 : 野澤 聡
NOZAWA, Satoshi
臨床講師 : 次田 雅典
TSUGITA, Masanori

 

分野紹介

整形外科学は、運動器疾患に対して機能的再建を目的とした医学・医療を実施する診療科です。頭蓋顔面領域を除いた運動器に関わるすべての臓器・組織、すなわち骨格(骨・関節)、筋肉および神経(脊髄・末梢神経)を対象領域とします。乳幼児・小児および成人における外傷(骨折・組織損傷など)、脊椎脊髄疾患、関節疾患(上肢・下肢)、手および足の疾患、骨軟部腫瘍、スポーツ障害、小児整形外科疾患(骨系統疾患など)、関節リウマチ、骨粗鬆症に対して、教育・研究および臨床での予防・保存的治療・運動器リハビリテーション・外科的治療を実践しています。

 

沿革

岐阜大学医学部整形外科学教室は、昭和27年(1952年)4月1日に開講しました。

初代 綾仁冨彌教授(1952~1968)

小児整形外科、「要説整形外科学」(後に「小整形外科学書」)を執筆

第2代 赤星義彦教授(1968~1986)

悪性骨腫瘍・先天股脱の治療、人工股関節 (岐大式)の開発

第3代 松永隆信教授(1986~1996)

股関節外科

第4代 清水克時教授(1996~2013)

脊椎外科、軟骨代謝研究

第5代 秋山治彦教授(2013~    )

股関節外科、骨粗鬆症、骨軟骨研究

 

教育

学生教育では、テュトーリアル・臨床実習を通して、運動器疾患の病歴聴取および診察法を学習し、術前の評価、インフォームド・コンセント、手術、術後管理、リハビリテーションという整形外科治療の一連の流れを体系立てて診療できることを最終目標としています。

地域の整形外科医・コメディカルや住民の方々には、研究会・講演会などを通して、運動器疾患の病態やその予防および最新の治療を紹介し啓発しています。

 

研究

基礎研究として以下の研究を行っています。

(1)関節軟骨再生プロジェクト
  • 軟骨の発生
  • 関節軟骨の恒常性維持機構と変性の分子メカニズム
  • 新規関節軟骨損傷治療法の開発
  • 軟骨発生および変性における糖鎖合成酵素の役割
(2)骨粗鬆症・骨疾患治療プロジェクト
  • 骨格におけるメカノセンシング機構の解明
  • 骨格におけるバイオイメージングの確立
(3)骨軟部腫瘍分子制御プロジェクト
  • 多発性外骨腫症の遺伝子変異解析および発症分子メカニズムの解明
  • 多発性外骨腫症の新規治療法の開発
  • 骨軟部肉腫に発現するEWS融合遺伝子の機能解析
  • 骨軟部肉腫に対する分子標的治療法の開発
(4)椎間板再生プロジェクト
  • 椎間板変性におけるカルパインの役割解明
  • 椎間板におけるアンチエイジング治療の開発

臨床研究として以下の研究を行っています。

(1)関節疾患
  • 人工股関節摺動面の摩耗に関する研究
  • 人工股関節ステムの固定様式、骨反応に関する研究
  • 実物大臓器立体モデルによる手術支援
  • 人工膝関節置換術後の動態解析
  • ナビゲーションによる術中バランスと術後動態との相関に関する研究
  • 人工関節置換術後の新たな術後鎮痛法の開発
  • ドップラ超音波での肩関節周囲血流評価による夜間肩部痛の解析
  • 超音波によるロコモティブシンドロームの客観的筋質評価法の確立
(2)脊椎脊髄疾患
  • 腰椎変性疾患に対する手術治療の効果の患者立脚アウトカムでの評価
  • 圧迫性頸髄症に対する前方法、後方法手術治療の成績の比較評価
  • 胸椎後縦靭帯骨化症等に対する前方除圧固定術の長期成績
  • 脊柱後彎症の矢状断アラインメントの新しい評価法の開発と臨床応用
  • 脊柱後彎症における新しい診断法の開発とその臨床応用
(3)骨軟部腫瘍
  • 血中へパラン硫酸測定による多発性外骨腫の簡易診断法の開発
  • 骨肉腫に対するifosfamide併用化学療法の検討
  • 成人悪性骨腫瘍に対する標準的化学療法の確立
  • 骨軟部腫瘍に対する生物学的再建法と縮小手術法の確立
(4)運動器リハビリテーション
  • 片脚式歩行支援機構の開発研究
  • Wiiを利用した平衡機能評価機構の開発研究
  • 脊椎変形の動作解析
(5)関節リウマチ
  • 生物学的製剤、抗リウマチ薬の効果判定、効果予測に関する研究
  • 生物学的製剤投与中の諸問題に関する研究
  • 3D超音波の臨床応用に関する研究

 

診療

(1)関節
[股関節]
小児から成人の股関節疾患に対する手術的治療を行っています。コンピューターシミュレーションや実物大立体モデルによる手術シミュレーションも導入しています。
小児股関節疾患:先天性股関節脱臼・ペルテス病・大腿骨頭すべり症に対する各種骨盤・大腿骨骨切り術
成人股関節疾患:変形性股関節症に対する人工股関節置換術(THA)(最小侵襲手術(MIS-THA))・寛骨臼回転骨切り術・大腿骨骨切り術、大腿骨頭壊死症に対する大腿骨頭回転骨切り術・大腿骨内反骨切り術・THA、股関節インピンジメントに対する骨軟骨形成術
[膝関節]
変形性膝関節症など変性疾患を中心にコンピューター支援システムを利用した人工関節手術、高位脛骨骨切り術などを行っています。若年者のスポーツ障害に対しては、適応症例には自家培養軟骨移植を行います。
[肩・肘関節]
肩・肘関節疾患に対して、X線・超音波・CT・MRIによる画像診断、理学所見による機能診断を行い、診断結果に応じて保存的治療・理学療法・外科的治療を検討しています。外科的治療では、変形性肩関節症・関節リウマチ肩に対しての人工肩関節置換術を施行したり、低侵襲的関節鏡視下手術による腱板修復術・関節唇修復術により早期リハビリテーションと機能回復を実施しています。投球障害などのスポーツ肘障害でも関節鏡視下クリーニング手術、骨軟骨柱移植術を施行しています。
(2)脊椎脊髄グループ

頭蓋頸椎移行部から仙椎まで、脊椎脊髄のほぼ全域にわたる疾患に幅広く対応しています。腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、頚椎後縦靭帯骨化症、胸椎椎間板ヘルニア、胸椎後縦靭帯骨化症等の各種変性疾患に加え、脊柱後彎症、脊柱側彎症、脊椎腫瘍、脊髄腫瘍等に対する手術治療を行っています。加えて、脊椎脊髄損傷や脊椎炎・脊椎脊髄腫瘍等による麻痺発症例に対し、緊急手術を施行しています。

(3)骨軟部腫瘍グループ
  • 悪性骨軟部腫瘍に対する持続動注化学療法を併用した縮小手術
    悪性骨腫瘍の標準的手術は広範切除術ですが、術後の患肢機能を良好にするには切除する組織をできるだけ少なくすることが理想です。そこで当科では術前に腫瘍近傍の局所動脈内に抗がん剤を直接注入し、腫瘍を可能な限り制御したうえで、骨や筋肉をなるべく温存する縮小手術を行っています。
  • 類骨骨種に対するラジオ波焼灼術
    従来の切除術に比較し手術侵襲が極めて少なく、除痛効果に優れているため、術翌日から日常生活に復帰可能です。
(4)関節リウマチグループ

2003年からわが国でも生物学的製剤が認可され、関節リウマチ患者さんのQOL(生活の質)は向上しました。早期診断、早期治療で関節リウマチの寛解状態を獲得できる患者さんもいます。関節リウマチは運動器疾患であり、関節機能の温存を目標として、薬物療法、リハビリテーションを行い、患者さんの社会活動への参加を目指しています。

(5)手の外科グループ

手・肘・足など四肢障害や腕神経叢損傷など末梢神経障害を、遊離血管柄付き組織移植や皮弁移植・神経移植術など顕微鏡視下に行うマイクロサージャリー手術や内視鏡視での小侵襲手術で治療しています。

(6)運動器リハビリテーショングループ

外来・病棟入院患者のリハビリテーション依頼に対しての診察・処方を行い、必要に応じてリハビリテーション室において、動作解析・筋電図・神経伝達速度検査・超音波検査・呼吸機能検査・サーモグラフィー検査などを施行しています。また装具療法では、患者さんのニーズにあわせたインソールや上下肢装具の作製を義肢装具士と相談し作製しています。作業療法士による上肢軟性装具の作製も行っています。痙性の強い患者さんに対してボトックス療法を行うこともあります。岐阜大学医学部附属病院は日本リハビリテーション医学会の基幹研修施設にもなっており、研修医の育成にも力を入れています。

 

問合せ先

TEL : 058-230-6333(医局)
FAX : 058-230-6334
医局見学・入局相談 : 医局長(伊藤芳毅)までお願いします。
外来診療・紹介など : 外来医長(大島康司)までお願いします。

 


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