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専門外来

※各専門外来は、
原則として初再診後で予約させていただきます。
初めて当科を受診される方は、初診を受診下さい。

乾癬外来(担当:水谷 陽子・守屋 智枝・藤井 麻美・川村 美保)

乾癬は赤く盛り上がった皮疹に白いカサカサが付着するのが特徴で、半数の人ではかゆみがあります。体のどの部位にもできますが、頭、肘、膝、おしりなどに多くみられます。
発症の原因は不明ですが、決して人からの感染でおこるものではありません。
日本人では約1,000人に1人程度の割合でみられますが、欧米では約10倍みられ、珍しい病気ではありません。
乾癬外来は月曜日午後に行っており、2014年8月からの1年間にのべ約1,500名が受診されました。当教室では、外用療法 (ビタミン D3 軟膏、ステロイド軟膏) を中心に、症状に応じて PUVA 療法、ナローバンド UVB療法(総称は光線治療)、ビタミン A 誘導体 (レチノイド) や免疫抑制剤 (シクロスポリン) の内服を適宜併用して治療しています。また、膿疱性乾癬、掌蹠膿疱症などの疾患に対し、外来で施行するアフェレシス治療も提案しています。
重症の乾癬の方に対しては、各種生物学的製剤(インフリキマブ:商品名レミケード、アダリムマブ:商品名ヒュミラ、ウステキヌマブ:商品名ステラーラ、セクキヌマブ:商品名コセンティクス、ブロダルマブ:商品名ルミセフ)も導入しており、幅の広く治療方法を選択できます。
また、新しい治療方法開発支援として、積極的に乾癬治療薬の治験に参加しています。
当教室を受診された重症の乾癬の方には、種々の治療のメリット、デメリットを説明し、同意を得て、最も適した治療法(たとえばシクロスポリン(商品名ネオーラル)内服療法、エトレチナート(商品名チガソン)内服療法、光線療法、活性型ビタミンD3外用療法、ステロイド外用療法、生物学的製剤など)を選択します。
最適で最新の治療が効率よく安全に受けられるよう努力しております。

腫瘍外来(担当:松山 かなこ )

岐阜大学附属病院は岐阜県がん診療連携拠点病院です。
従いまして、当教室でも、悪性黒色腫(メラノーマ)、有棘細胞癌、基底細胞癌をはじめとする皮膚悪性腫瘍の初期診断から手術後の経過観察まで行っています。
色素性の病変にはダーモスコピーを用いて、詳細な診断を行っています。
最近では、化学療法も外来を中心に実施し、手術後の定期検査を含めて診療を行います。
2015年4月からの1年間にのべ約900名が腫瘍外来を受診されています。腫瘍の術後経過観察中の方が多いですが、外来化学療法を受けておられる方もあります。
また、母斑や血管腫などの良性疾患では、定期的な診察を行い、悪性所見を認めた際には、切除などの治療を行って病理結果を確認しています。

レーザー外来(担当:高橋 智子・水谷 陽子・服部 有希・佐々木 真喜子)

レーザー外来では、赤あざ(単純性血管腫、イチゴ状血管腫)や青あざ、茶あざに対するレーザー治療を木曜日午後に行っています。
当教室では、赤あざなどの血管性病変の治療には色素レーザーを、青あざ、茶あざには、Qスイッチアレキサンドライトレーザーを使用しています。
2014年8月からの1年間にのべ約500名がレーザー治療を受けています。
レーザー治療は1回の治療で完治するわけではなく、数回の照射が必要になります。また、治療効果を判定するために初回に小範囲をテスト照射する場合もあります。
同一部位の照射をするのは3カ月以上間隔をあける必要がありますので、治療期間としては、数年かかることもあります。
開始時期については、なるべく早期に治療を開始するのがよいとされており、当教室では0歳児から開始しています。
レーザー照射時には、輪ゴムで弾かれたような痛みがありますので、麻酔のクリームを塗布したり、局所麻酔をすることで、痛みを和らげながら施術をおこなっております。
その他に炭酸ガスレーザーを用いた母斑の治療を月曜、水曜、金曜午後と火曜午前に行っています。

膠原病外来(担当:加納 宏行・周 円 )

膠原病は自己免疫疾患ともいい、免疫機構のバランスが崩れて、自分の体の成分に対する抗体(自己抗体)を作って組織を攻撃するために、種々の症状が出る疾患です。
膠原病には、エリテマトーデス、皮膚筋炎、全身性強皮症、関節リウマチ、シェーグレン症候群、ベーチェット病などの疾患が含まれています。
これらは経過中に皮膚症状を伴うことが多く、診断に重要な症状にもなりますので、しばしば、皮膚科を受診されます。
膠原病の中には、同一疾患でも皮膚症状を主体とする軽症例から、全身の臓器障害をきたす重症例まで、さまざまな段階の患者さんがおられます。
当教室では、水曜日の午前中に皮膚科としての膠原病専門外来を設け、診療を行っております。
皮膚症状が主体の場合については当科で治療を行い、全身症状が重い場合には、他科と連携して診療しております。
2014年8月からの1年間の膠原病外来受診者数はのべ約2,100名で、その約60%は強皮症です。

アトピー外来(担当:加納 宏行・奥村 陽子・高橋 智子 )

先天的なアトピー素因に、後天的な環境因子が加わって発症する慢性の湿疹・皮膚炎です。
症状には年齢による特徴があり、季節による悪化・軽快を繰り返します。
皮膚の炎症、痒み、生理機能(バリア機能など)の異常に対して内服・外用療法、スキンケアを行いながら、各個人の悪化原因の検索、ストレス対策、生活指導を併用します。
根気よく治療を続けることが大切です。
現在,3名の日本皮膚科学会認定専門医(うち1名は日本アレルギー学会認定専門医)が毎週水曜日午後にアトピー外来を行っています。
2015年1月からの1年間にのべ約2,000名がアトピー外来を受診されています。
日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインの標準的治療を基本としながら、患者個人個人の生活環境や治療に対する希望などを十分時間をかけて聞くようこころがけ、柔軟性をもって診療に当たっています。
近年、極端な不適切治療で悪化する例はまれになってきていますが、重症アトピー性皮膚炎に対しては、教育を兼ねた入院治療(アトピー学習入院)も随時行い、良好な治療成績を上げています。

脱毛症外来(担当:太和田 知里・丹羽 宏文 )

円形脱毛症を中心に水曜午後に脱毛症外来を行っていますが、びまん性脱毛症、男性型脱毛症の方も多数来院されています。2015年4月からの1年間にのべ約700名が受診されています。
円形脱毛症、びまん性脱毛症には局所免疫療法と全身療法を組み合わせながら、脱毛の治療を行っています。局所免疫療法としてSADBEあるいはDPCPを2 - 4週に1回外用して、多数の方が有効でした。ステロイド剤の外用や局所注射を行うこともあります。
全身療法としては、内服療法を行ったり、3日間入院でステロイドミニパルス療法を行って良好な治療成績を上げています。
アトピー性皮膚炎と合併している方も多く、同時間帯に行っているアトピー外来の担当医と連携をとりながら診療に当たっています。

光線治療外来(担当:長谷川 智仁 )

尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、痒疹、菌状息肉症、慢性湿疹、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎などの治療として水曜午前、午後、金曜午前に光線治療外来を行っています。
2014年8月からの1年間にのべ約2,100名が外来で光線治療を受けておられます。
また、入院中にも光線治療を受けられます。
機材としては、全身照射用ナローバンドUVB装置1台、手足用UVA装置1台、部分用UVA/UVB装置2台が整備されています。
原則として最小紅斑量、最小光毒量測定で光過敏性を検査してから初期照射量を設定します。
個々の疾患に応じて、外用治療、内服治療と組み合わせながら、治療計画を立てて照射しています。

診察受付 058-230-6000 受付時間 AM8:30〜AM11:00 / 定休日 土曜日・日曜日・祝日 お問い合わせ - 〒501-1194 岐阜大学大学院医学研究科皮膚病態学講座