12 エイズ拠点病院の指定


 エイズ診療の拠点病院の機能としては,エイズに関する総合的かつ高度の医療の提供と共に,情報の収集と地域の他の医療機関への提供,地域内の医療従事者に対する教育・技術的支援が期待されている。
 本院においては,平成7年2月に,岐阜県におけるエイズ拠点病院の指定について岐阜県衛生環境部長から要請をうけ,院内感染対策委員会の審議を経て同年3月の科長会議でこれを受諾することが承認され,また,平成8年5月の科長会議でこれを地域の自治体等に公表することが承認され,岐阜県立病院と共に公表された。
 患者の診療に当たっては,院内感染対策委員会の作成した 「HIV 感染症に対する診療・看護・剖検マニュアル」 に基づいて,感染対策室(平成9年4月創設)を中心としたシステムを構築し,実際の診療は,第一内科を中核として,他の診療科との連携により拠点病院としての責務を全うすべく努力しているところである。 さらに院内感染防止対策としてマニュアルを制定し,必要な薬剤を配備した(平成9年10月)。
 今後については,患者カウンセリング体制の充実,職員の HIV 感染症についての正しい知識の教育,岐阜県内の他の医療機関との連携などの整備を図っていくこととしている。