教育指導
 
 (1) 各テュトーリアル教育コースごとの授業計画(シラバス) の作成, 各コースごとの授業内容の調整
 授業計画については, 各講座ごとに作成し, その概要を教育要項に搭載して学生に周知しており, 各授業科目間の授業内容の調整は, 各コースごとの話し合いによりなされている。 クラスの大きさについては, 基礎医学・社会医学セミナー及び臨床実習は 5 〜 6 人, 内科診断学実習は 6 〜 7 人, 外科基本実習は20人, テュトーリアル学生グループについては, 各グループ 8 人 (学年では 8 〜10グループ) となっており基礎医学・社会医学セミナーは, 学生自身にその編成を委ねている。
平成 7 年度における教員の授業時間数は次のとおりである。 時間数/コマ 
 
(2) 他大学における授業科目の履修の方針と状況
 学則第45条の規定 「教育上有益と認めるときは, 他の大学又は短期大学との協議に基づき, 学生に当該他大学等の授業科目を履修させることができる。 」 と明示されているが, 医学部の特殊性もあって実績はなく, 具体的に問題とされたことはない。
 
(3) 在籍, 留年, 休学, 退学の状況
 最近 3 年間の状況は下表の通りである。
 
医学部における留年の割合は1.4% (平 5), 2.8% (平 6), 2.6% (平 7) であり, 休学の割合は0.6% (平 5), 0.6% (平 6), 1.4% (平 7) である。 退学者はこの 3 年間で5 名であり, 年間平均1.7名である。
 
(4) 教育施設・設備の現状
 教育施設・設備の現状
 医学部の学生に対する講義, 実習, 実験等に使用する施設・設備について記述したが,6 年一貫教育に対応すべき教室, 実習室, 情報処理実習室及び関連設備, セミナー室等の施設・設備の整備が必要であるとともに, 本学で導入したテュトーリアル教育 (少人数教育) は, 2 年次後期から実施する人体構造コースを始めとし,3 年次には 7 コース, 4 年次には12コースの計20コースを修得させる。 このための施設として, 現有の1.5倍以上の面積と各学年に必要とする部屋として, 教室10室, テューターガイダンス室 1 室, コーディネータ室 1 室は是非必要である。
 
(5) 成績の評価, 認定の基準
 成績の評価, 認定については, 医学部規則 (第 6 条〜第10条) により行われており, 試験の成績が60点未満を不合格とする。 病気その他やむを得ない理由のため, 試験を受験できなかった場合は, その理由を申し出た者に限り, 追試験を受けることができる。
 試験の結果が不合格と判定された者は1 回に限り, 再試験を受けることができる。
 授業科目の成績のうち, 優, 良及び可は合格とし, 不可は不合格とする。
  1 年次から 2 年次へ, 及び 5 年次から 6 年次への進級には成績評価を要する条件はないが,2 年次から 3 年次へ, 3 年次から4 年次へ, 及び 4 年次から 5 年次への進級には, 成績評価, 認定の条件が次のように設けられている。
  2 年次から 3 年次への進級に関しては, 教養科目, 基礎科目として, 2 年次までに配当の単位数以上を修得し, プレテュートリアルを修得し, テュトーリアル教育コース 1 (人体構造)を修得した者としている。 また, 3 年次から 4 年次へ, 4 年次から5 年次への進級に関しては, 当該学年に課せられるテュトーリアル教育コースのうち,1 コースでも不認定の場合は 1 年間の留年を課し, 再度同コースを履修させることとしている。 さらに, 5 年次への進級には, 臨床実習入門を修得し, かつ, 臨床実習資格総合判定試験に合格することを義務付けている。
 
 
(6) 医師国家試験合格状況
 医師国家試験は, 現在の医療体制に求められる医師に必要な医学知識を試験によって, 医師の能力を社会的に保証しようとしている制度であると思われるが, 医学教育の成果の 1 つの目標として, 国家試験の合格率も軽視することはできない。
 最近 3 年間の合格状況は下表のとおりである。