大学院生教育・研究の基本方針

大学院生教育・研究の基本方針

 

 教育・研究の基本方針は「臨床医学に役立つ基礎研究」です。最初の約1年間は基本的な手技・知識を習得するために、教官がマンツーマンで指導します。その後は、自分の研究テーマに沿った実験を進め、教官が適宜指導、助言を与えます。また、新しい実験手技を習得するために、一定期間他の研究機関で指導を受けることも可能であり、そういうケースもかなりあります。学位取得も大切ですが、基本的には、大学院修了後は一人前の分子生物学・細胞生物学を理解できる医学者として、医学研究、臨床医学の場で活躍できることをめざしています。医学部医学科以外の出身者には、修得した分子生物学・細胞生物学的知識を生かして、医学の療域で活躍できる研究者にとなることを期待しています。臨床科からも多くの大学院生を受け入れており、研究面での臨床的知識が生かされています。勉強会としては、全体のランチセミナー(外国文献紹介)とデータセミナーが週1回あり、大学院生を中心にプログレスセミナーも行っています。また、外来講師によるセミナーも積極的に行われています。学会・研究会への参加も奨励しており、国際学会や海外での研究会へ在学中に一度は参加することを勧めています。大学新卒者ばかりでなく、臨床経験を積んだ上で、研究の必要性を感じた方、研究に興味を持った方を歓迎します。