ホーム > 会員広場 > 岐阜大学医学部に入学して > 岐阜大学医学部医学科1年 土岐 直幸

岐阜大学医学部に入学して

掲示分の内容に関する問い合わせは、掲示者本人に直接連絡してください。

岐阜大学医学部医学科1年 土岐 直幸

takanaga.jpg

初めに

 はじめまして、今年度より岐阜大学医学部医学科に入学しました土岐直幸と申します。この度、「岐阜大学医学部記念会館だより」へ新入生代表として文章を寄稿させていただく機会をいただいたので、私の今の思いを綴らせていただきます。

 

岐阜大学での生活

 大学では高校までと違って自主性がかなり重んじられていて最初入学したときは少し戸惑っていました。しかしある程度時間が経過するとだんだん慣れてきて今では授業の合間を縫って友達と食事に行ったり、遊んだり、一緒に勉強したりと有効に時間を使えるようになってきました。全学共通教育科目では医療に関係するもの以外のものを積極的に受講して幅広い知識を身に着けようと考えています。
 専門科目では前期に「細胞生物学」「基礎生理学」がありました。授業が始まったばかりのころは全く内容についていけず、やっていけるのか不安に思う時期もあったのですが友達と一緒に勉強したり、先輩に相談して勉強の方法を教えてもらったりしながら勉強していくうちにだんだん理解できるようになりました。本試験では無事両方ともに受かることが出来て一安心しているところです。また前期には初期体験実習というものがあり、精神病院や、老人ホーム、盲学校、大学病院、消防署など多くの施設にお邪魔させていただいて様々な経験をさせていただきました。例えば盲学校では、実際に目の見えない方のお話を聞き日常でどのような苦労があるのか、どんな工夫をしながら生活しているのかを知ることができました。大学病院では、看護師さんと一緒に患者さんの病室に入ってどのようなことが行われているか直接目で見ることができ、医療の現場を直接体験することできました。そして初期体験実習の中で一番印象に残っているのは消防署での経験です。消防署では救急車に同乗させていただいたのですが私が乗った時の患者さんは階段から落ちてひどく頭を打ち大量に出血していました。最初その現場を見たとき、まさかこんな光景を目にすることになるなんて、と動揺してしまいました。しかし救急救命士さんは少しも動揺することなく適切な処置をし続けていて、やはり医療の現場では強い精神力と適切な判断力が必要不可欠であるのだなと改めて認識することができました。幸いその患者さんは助かったようだったのでよかったです。
 後期に入ったら「組織学」が始まりました。毎回授業中に顕微鏡で細胞を観察しスケッチをしています。まだまだ細胞に関しての知識が少なくどの部分が重要なのかわからずスケッチに時間がかかってしまっていますが、だらけないでしっかりやっていきたいと思います。また木曜日の午前中には地域体験実習というものをやらせていただいています。保育園実習と母親(妊婦)実習とシニア実習の三つがあり、私は保育園実習に参加させていただいています。毎回パートナーの子とおしゃべりしたり、一緒に制作活動したり、散歩したりしています。パートナーの子は2歳でとても活発な子でいつも動き回っていて大変です。このくらいの年齢の子と関われることはそうあるようなことでもないのでこの経験を大切にしていきたいと思います。岐阜大学では一年生のうちから実習として多くのことを経験できるのでとてもありがたいことだと感じています。この経験をこれから生かしていくために常に学ぶ姿勢を崩さず精進していきたいと思います。
 ところですでに一年生も半分を過ぎてしまいました。私は大学から一人暮らしを始め、最初はやる気に満ち溢れており、部屋は常にきれいにし、夕食を自分で作ったりしていました。しかし現状がどうかというと、掃除はほとんどしませんし、夕食を作るなんてことはほとんどなくなってしまいました。さすがにこの状況は学業までにも影響を及ぼしかねないので、入学したころのあの気持ちを思い出してもう一度気合を入れなおしていきたいと思います。

部活動

 正直、私は医学部の部活にほとんど期待を持っていませんでした。医学部であるというのとで学業で手いっぱいで部活動はそれほど活発ではないと思っていたからです。私は医学部野球部に入部したのですが、実際に入部してみると練習に打ち込む態度、試合への取り組み方などとても真剣にやっており驚きました。また今の5年生はポリクリなどで非常に忙しいにもかかわらず可能な限り部活に参加しておりほんとにこの部活が好きなのだなと感じています。部活動では先輩後輩のつながりが非常に強く、先輩にこれからのことをいろいろ相談できることも部活動に入るメリットであると思います。先輩とのつながりを大切にして楽しい部活動にしていきたいと思います。
 前期の部活動のなかで一番印象に残っているのは8月に行われた西日本医科学生総合体育大会(以下西医体)です。今年の西医体は山口で行われました。車で片道8時間という長丁場でしたが先輩方と車の中で楽しく会話したりゲームをしたりしていたらあっという間に到着してしまいました。試合の前々日に到着したため到着したその日は少し観光をし、気分をリフレッシュしました。岐阜大学は一回戦がシードでなかったので翌日は最初の対戦相手になるチームが決まる九州大学vs愛媛大学の試合の観戦に行きました。試合は予想通り九州大学の勝利で終わりました。その後は翌日の試合に備えて少し体を動かしてホテルに戻り、ミーティングをして体を休めました。試合当日は運悪く雨が降っており試合が予定通り行われるかわからない状況でしたが私たちの試合のときには雨も上がり試合をすることができました。試合の内容を詳しく述べているとだらだらと長くなってしまうので省きますが、結果としては3対4で敗れてしまいました。しかしこの試合でレギュラーとして出場していた1年生がこの試合のすべての打点を挙げる活躍を見せ、同じ1年生としてとても嬉しかったです。私は2番手ピッチャーとして準備していましたが出場の機会はありませんでした。今年は負けてしまいましたが来年の西医体は主力選手として出場しチームの勝利に貢献したいです。試合の翌日には山口を出発し途中いろいろ観光しながら岐阜にもどりました。今回が初めての西医体で試合には敗れてしまったものの同じ車に乗っていた先輩と西医体以前より親しくなれ、一緒に観光できたことはとても楽しかったです。
 私は医学部野球部に入部してほんとによかったと思っています。その一番の理由は一緒に入部した1年生です。部活以外のプライベートでも一緒に遊んだり、勉強したり、競い合ったりとても有意義な時間を過ごすことができています。今後も同じ目標をもって互いに切磋琢磨しながら共に成長していきたいと思います。私は卒業後もこのつながりが一生続いていくことを願っています。

終わりに

 私たちは医者になるべく岐阜大学医学部医学科に通っています。学生生活を送っていると時間とともに当初抱いていた気持ちをどうしても忘れてしまいます。誰しもがそうだと思うのですが、それではいけないと思います。何のために今勉強しているのか常に考えていなければいけません。高校まではいい成績をとるために勉強をしていました。しかし大学ではそうではいけません。特に医者を目指している私たちにおいては人の命を守るために勉強をしているのです。今学んでいることが将来誰かの命を救う一助になる可能性を秘めていることを認識していなければいけません。「医者になること」を目的にするのではなく、研究だろうが臨床だろうが「医者になって命を救うこと」を目的にしてこれからやっていきたいと思います。
 今の私の一番の目標をここに述べておきたいと思います。それは「今年入学した1年生全員で一緒に卒業する」です。この目標は現実的ではないですが、こんなことが起きたらほんとに素晴らしいことだなと思います。この目標が達成できなくても一人でも多くの人が一緒に卒業できたらいいなと思っています。
 今回これまでの学生生活を振り返ってみて思ったのは、自分はほんとに周りの人間に恵まれているなということです。私はこの岐阜大学医学部医学科に入学して、初めてほんとに心を許せる友人ができました。この点においても私は岐阜大学に入学してよかったと思っています。大学は勉学に励む場所であるだけでなく、一生の人間関係を育んでいく場であることを認識しました。私はこれからもこの友人を大切にしてともに大学生活を送っていきたいと思っています。

平成30年1月1日

掲示者

岐阜大学医学部同窓会
事務局長 横山年光

岐阜市柳戸1番1
電話 058-230-6091
FAX 058-230-6092


ページの
先頭へ戻る